宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

需要期に向けて,セリの生育状況を確認しました

2015年11月17日 16時18分54秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 

 石巻市河北地区は,名取市に次いで県内第2位のセリの産地です。これから冬場にかけて出荷の盛期を迎えることから,平成27年11月7日,いしのまき農協セリ部会の現地検討会が開催されました。当日は,15名程の部会員と市場関係者らが各ほ場を巡回し,生育状況を確認しながら,出荷の時期や今後の管理について検討を行いました。
 今年は,例年より早くカモの被害に見舞われたため,各生産者はカモよけ対策を実施しています。また,病害虫防除も適切に行われ,生育は概ね順調なようです。既に出荷を始めている所もありますが,参加者は,今後の出荷に向けて情報を交換し,良品出荷への意識を高めていました。
 河北地区では,11月から12月にかけて出荷最盛期を迎える冬ゼリ(根ゼリ)と,4~5月に出荷する春ゼリ(葉ゼリ)を生産しています。鍋料理やいろいろなお料理で,セリをご賞味下さい。普及センターでは,引き続き収量・品質の向上に向け支援していきます。

 熱心に生育状況を確認

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第2班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「北浦梨」で地域特産品作り!

2015年11月17日 10時27分29秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成


 北浦梨は,明治17年に現在の石巻市大街道から樹を持ち込んで以来,地域に普及し大正時代から本格的な生産が始まりました。現在,JAみどりの北浦梨部会員は約50名,栽培面積は約10haで,様々な品種を栽培しています。
 美里町では特産品である北浦梨を核にした地域振興を進めています。今年,町内の生産者2名が北浦梨を使った地域特産品に取り組んでおり,普及センターでは専門家を派遣して商品作りの支援を行っています
 平成27年10月から11月にかけて,2名の生産者にそれぞれ梨ジュース開発支援(講師:(株)デリシャスファーム 今野専務),レトルトカレー開発支援(講師:鷹泉閣 岩松旅館 菱沼料理部長)のための指導会を開催しました。商品のレシピ開発から検討していただき,数度の試作を重ねて納得のいく試作品が出来上がりました。ジュースは梨本来の甘みを感じる商品になりました。レトルトカレーは香辛料と梨ピューレをじっくり炒めたことで,梨の甘みと風味が引き立つ特徴のあるカレーです。両商品とも,今後,パッケージ開発や販路開拓支援に取り組む計画です。
 普及センターでは,今後も地域資源を活用した特産品開発の支援とPR活動を継続します。

 <問い合わせ先>
  宮城県美里農業改良普及センター  先進技術班 TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする