宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

JAみやぎ登米そらまめ部会の現地検討会が開催されました

2015年11月27日 09時41分04秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成27年11月26日にJAみやぎ登米そらまめ部会の現地検討会が開催されました。およそ20名の部会員が参加し,普及センターからは生育状況の確認と今後の栽培管理について指導を行いました。
 登米管内では,約4haほどの栽培面積ですが,品質と反収において県内でも有数の産地として,そらまめを栽培しています。部会では更なる品質の向上と増収を目標に,は種前に行った栽培講習会をはじめ,積極的に講習会や現地検討会を開催しています。
 今年は,は種時期に乾燥が続いたり,発芽後は天候不良に見舞われたりと,生育初期の栽培管理に苦戦したと数人の部会員の方々から伺いました。検討会で訪れたほ場では移植栽培を行なっており,発芽と生育の揃いは上出来でした。は種時期と農繁期が重なると直播きも止むを得ませんが,健全な株を作り品質と収量を確保するために苗作りにも力を入れてもらうよう呼びかけました。日に日に寒さも増しており,不織布の設置など越冬の準備を進めていますが,越冬後に欠株をできるだけ減らし,よりたくさんの収量が見込めるよう今後も支援していきます。

〈連絡先〉
 宮城県登米農業改良普及センター
  宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
  電話:0220-22-6127
  FAX:0220-22-7522


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JAみやぎ仙南角田梨部会の出荷反省会と視察研修

2015年11月27日 08時32分12秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 11月19日にJAみやぎ仙南角田梨部会は日本なしの出荷反省会を開催しました。
 今年は春から気温が高く推移し,なしの開花が平年に比べ5日程度早まりました。その後も好天が続き,早生品種「幸水」では糖度が高く非常に美味しいなしになったという報告がありました。一方,県病害虫防除所より発表された特殊報(キクイムシ類による果実被害)について,この害虫が樹の中に入ると最悪の場合は枯れてしまうことがあるので軽視してはいけないという意見もあり,来年産に向けた検討も行われました。

 また,午後には宮城県農業・園芸総合研究所の果樹ほ場を視察しました。園芸栽培部果樹チームの柴田技師から,部会で毎年剪定を行っているなし樹の生育や果実品質について,そして,晩生品種「新高」に変わる品種として期待される「甘太」の特徴について説明がありました。10月中旬に収穫され,冷蔵保存された「甘太」の試食も行われ,甘くその食味の良さに部会員は多いに関心をもったようでした。
 普及センターでは栽培技術の向上や生産組織の活動支援を引き続き行っていきます。


果樹ほ場視察の様子

〈連絡先〉宮城県大河原農業改良普及センター
       TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする