宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

種子大豆のほ場審査を実施しました

2017年12月06日 11時33分35秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
 普及センターでは,平成29年11月7日,9日に大豆の指定種子生産ほの第二期ほ場審査(成熟期)を実施しました。本年度はJA仙台管内の下荒井生産組合と根白石生産組合が約5haで「ミヤギシロメ」の採種を行っています。
 審査は,種子審査員の資格を持つ普及センター職員が行うことになっており,種子生産者は2回の「ほ場審査」と「生産物審査」を受けて合格しなければなりません。審査内容には「異種,異品種及び異種類の異株が含まれないこと」や,「種子伝染性病害が含まれていないこと」などの厳しい基準があるため,極めて厳しい肥培管理が求められます。
 今年の天候は,7月下旬の開花期以降連続した降雨があり生育が非常に心配されましたが,ほ場審査の結果,審査申請のあった全てのほ場で「合格」と判定されました。審査講評後,生産者からは「収穫調製まで責任を持って管理していきます」との声が聞かれました。
 普及センターでは,「品質の高い大豆生産は優良な種子生産から」を合言葉に,今後とも種子生産の指導を行なっていきます。


〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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井土生産組合「第4回収穫祭」が盛大に開催される。

2017年12月06日 10時05分27秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保


 平成29年11月12日,農事組合法人井土生産組合は,元住民総参加による収穫祭を開催しました。仙台湾岸に位置する仙台市若林区井土地区は震災により大半の住居が全壊し,震災前に102戸あった住居の9割以上が他地区に移転し,震災前の住民の交流はなくなっていました。そこで組合では3年前から元住民が集まる機会を設けコミュニティの再生を図るために,年1回,11月に元住民全戸に収穫祭の招待状を送付し,元住民総参加による収穫祭を開催してきました。
 第4回目となる今回は,200名を超える参加者となり,名物となった「俵ねぎ」の重量当てクイズに始まり,収穫物の抽選会や秋野菜の即売会,また,組合が育てた特産「井土ねぎ」を使った特製芋煮,新米の特製カレーなどでおおいに盛り上がり,最後は新米が当たる抽選会で大勢の方が井土米を笑顔で持ち帰りました。
 毎年1度しか会うことがない元住民は,お互いの元気を確認しあい,多くの笑顔と賑わいの中で,また来年の出会いを約束し散会となりました。
 普及センターでは,仙台東部地区の復旧復興を支援するため,このような取組を今後とも積極的に支援していく予定です。


〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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