宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

大崎農業士会第2回研修会

2017年12月25日 13時12分44秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 大崎農業士会は地域農業の振興や後継者の育成などを目的に活動を行っている団体で,会員の資質向上を図るため毎年2回の研修会を開催しており,平成29年12月14日に今年度2回目の研修会を開催しました。
 今回はより消費者に求められる農畜産物生産のために流通サイドから見た農業のあり方をテーマとし,講師に株式会社ウジエスーパーの吉田芳弘常務を迎え「これからの農畜産物の生産と販売を考える ~消費者ニーズのとらえ方~」と題した講演を頂きました。
 最新の売れ筋商品のトレンドは「食の安全」,「ターゲットは女性」,「地産地消」,「健康志向」等の複数の要因を有していること,究極の差別化とは価格決定権を持てるオンリーワン商品をつくること,顧客の満足とともに顧客の顧客を満足させることが重要である等のお話があり,生産物の高付加価値化や最新のトレンドのとらえ方が習得でき,今後の生産・販売のあり方を考える上で大変参考となる内容でした。
 また,宮城県農業共済組合大崎支所の酒井支所長と三澤総務課長から平成31年に開始が予定されている収入保険制度と現行の農業共済制度との比較に関する情報提供を頂きました。
普及センターでは,今後も様々な研修会を開催し地域農業をリードする農業士の資質向上に努めて行きます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

柴田町初の集落ぐるみ型法人「葉坂希望の郷」が設立されました

2017年12月25日 09時43分48秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 平成29年12月17日(日)に柴田町で4番目の農業法人として「農事組合法人 葉坂希望の郷」が設立されました。
 平成26年から「葉坂地区全体の農地をみんなで守りながら、次の世代に渡したい」という住民からの提案をもとに「集落ぐるみ型の法人」設立に向けて話し合いが重ねられてきました。
 このたび,圃場整備事業実施を契機に葉坂地区内の農家75戸のうち営農を継続している21戸が構成員となり法人が結成されました。
 当面は水稲だけの生産ですがいずれは園芸品目、観光農園など取り組む計画となっています。 ゆくゆくは、法人の名称の由来となった農業だけではなく福祉関係にも手を広げ、自分たちで老人ホームを運営し入居したいという希望も持っているとのことです。
 ほ場整備の工事が完了するまでは、現状の営農スタイルを継続し,工事完了後は主力オペレーターを中心に作業の効率化を目指す予定です。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第二班
     TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする