宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

きゅうりの先進技術導入による経営発展事例を学ぶ

2017年12月11日 17時05分00秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 平成29年11月15日登米市中田農業農村環境改善センターを会場に「登米農業改良普及センターとJAみやぎ登米胡瓜生産者連絡協議会の主催で「登米地域園芸産地力強化研修会」を開催しました。8月には,「基礎から学ぶ新たな環境制御技術研修会」を開催しており,今回は実践編の研修となります。
 研修会には,福島県福島市と須賀川市のきゅうり生産者2名をお招きし,環境制御技術導入のきっかけや,ハウス環境のデータ化を通じた肥培管理の改善,それに伴う収量の増加など実践の状況を講演していただきました。講演の後の総合討議では,産地での当該技術の普及状況,雇用管理や技術導入のポイントなどにも話題が及びました。 
 普及センターでは,今年の春にハウス環境調査ほを設置して本技術検討を始めたところ,ハウス環境を数値化することで関心を示す生産者が増えていました。しかし,宮城県ではきゅうりの環境制御技術の導入事例はほとんどないため,今回の研修会は,「実践者の貴重なお話が伺えた」「生産意欲が高まった」などの声が多く大変有意義なものとなりました。
 なお,8月の研修会後に1軒が環境測定機器を導入したほか,今後導入したいとの相談も寄せられています。このため,今後普及センターでは,関係者と連携し生産者間の情報共有と技術検討等を進め,栽培技術改善を支援してまいります。



写真:講師と普及センター及び協議会代表を中心とした総合討議


<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522



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ぶどう栽培講習会が開催されました

2017年12月11日 14時44分03秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 大崎普及センター管内では,水稲育苗用のビニールハウス等を利用してぶどうの栽培を行っている農業者が多くいます。小規模の栽培面積の生産者が多いものの,なかには高品質果実を生産し,農産物直売所等で販売,高い収益をあげている生産者もいます。管内の各直売所や農業者団体では,こうして生産される果実をより多く販売に仕向けようと,生産技術の向上を図る研修の場を設けています。
 去る12月6日にはJA古川北部支店の主催により,大崎市清滝地区の農業者を対象としたぶどうの栽培講習会が開催されました。普及センター職員が講師となり,年間を通した栽培管理とせん定方法について説明を行いました。11名の参加者からはハクビシン等の獣害や黒とう病の病害虫対策など多くの質問があり,高品質果実生産に向けた課題解決の一助とすることができました。
 普及センターでは,今後もJA等関係機関と協力しながら果実品質の向上を図り,直売所の売上向上と農家所得の増加を目指すため,ぶどうを中心とした果樹栽培技術の向上を支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910

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鳥インフルエンザ防疫演習を実施

2017年12月11日 13時33分00秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
 平成29年11月27日,県東部地方振興事務所は鳥インフルエンザ防疫演習を石巻合同庁舎において開催しました。県内では,本年3月に栗原市において鳥インフルエンザが発生し,県をあげて防疫措置を講じた経験を踏まえ,養鶏関係業者,埋却作業に携わる建設業者,行政関係機関など約150人が参加し,役割分担や作業の進め方などを確認する机上演習と防疫作業の実技演習を実施しました。
 机上演習では管内の養鶏場で鳥インフルエンザが発生したとの想定で,発生の通報から精密検査の陽性確定,防疫措置開始までの業務確認や役割分担などについて確認を行いました。実技演習では,実際の鶏を用いた捕獲演習から,模型の鶏を用いた運搬・処分作業までを行い,実際の手順を確認しました。
 渡り鳥の飛来が増加し,鳥インフルエンザの発生が懸念される季節が続く中,関係機関・団体が連携し,発生防止と万が一の発生に対応した体制整備を確認する研修会となりました。


<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第1班
  TEL:0225-95-7612 FAX:0225-95-2999

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築館農村生活研究グループが「ミニミニ工夫展」を開催

2017年12月11日 13時22分10秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 平成29年12月5日(火)に,築館農村生活研究グループ連絡協議会が「ミニミニ工夫展 腕じまん味じまん」を開催しました。これは,会員が工夫を凝らした手作りの手芸品や料理を持ち寄って展示し,アイディアを共有することで,農村生活の技の向上を図るものです。
 ミニミニ工夫展は昭和50年代に「生活工夫展」として始まり,その後,「ミニ工夫展」,「ミニミニ工夫展」と規模は変わりましたが,長く受け継がれてきた事業です。今年は会員のうち18人から19点の作品が出品されました。出品された作品は,不要品をリメイクしたものや地域の農産物を活用した創作料理など,どれもアイディアあふれるものでした。
 審査の結果,使い道のなかったナプキンを縫った,シンプルながらも実用的な「手提げ袋」,数通りの使い方ができる小物入れと,端切れを細やかに縫い合わせて作った「トートバッグ」と数通りの使い方ができる「小物入れ」のセット,切り干し大根やナッツ類,じゃこなどを煎って作った,食感が楽しく栄養価も高い「カリカリトッピング」の3作品が優秀賞として選ばれました。受賞者には,記念品と盛大な拍手が贈られました。
 展示会と平行して料理講習が行われ,会員は大根のサラダや沼エビの混ぜごはん,豚汁などを調理しました。審査・講評の終了後,講習会で調理した料理と出品された料理の試食会が行われ,会員自慢の味を楽しみました。

<会員間でお互いに評価し合う>
<展示会後の試食会>

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班   
TEL:0228-22-9404   FAX:0228-22-6144

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