9月21日に涌谷町内の「金のいぶき」栽培者を対象に,刈り取り適期判断のための現地検討会を開催しました。参加した栽培者10名のほ場を回り,それぞれの生育状況を観察し,刈り取り適期について判定を行いました。
今年は好天により生育は順調に進んでおり,現地検討会では,穂の黄化状況と出穂後の積算気温から刈り取り開始日の指導を行った結果,生育が進んでいるほ場では,9月27日が刈り取り開始日と判定されました。
「金のいぶき」の栽培は今年で3年目を迎えますが,これまでの2年間は倒伏による品質低下が課題となっていました。そのため,倒伏しない稲づくりとして田植え前のほ場の土壌分析による適正な施肥設計,生育中期の追肥の要否判定,そして今回の収穫前の刈り取り適期判定のため現地検討会等,適正な管理を指導してきました。
現地検討会は参加した栽培者が自分以外のほ場も視察することで,更なる技術の向上と生産意欲の向上につながっています。
普及センターでは,栽培者・涌谷町・JAみどりのと連携し,「金のいぶき」の安定生産と地域ブランド米として普及定着するための支援を行っていきます。
「金のいぶき」の収穫期判定の様子
<問合せ先>
美里農業改良普及センター 先進技術班 TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225