東松島市宮戸地区のいちじくは,平成29年10月に初収穫が行われ,年々生産量の拡大が見込まれる中,今年も収穫時期を迎えています。同地区では初めての果樹産地でもあり,地域の新たな特産品としての期待が高まっています。
このため,平成30年10月3日に野蒜市民センターの調理実習室において,東日本大震災以降,順次経営を再開した民宿組合を対象として,宮戸地区のいちじくを民宿の「食」に取り入れていただくため,料理講習会(メニュー提案)を開催しました。
講師として野菜ソムリエでもあるカワシマヨウコ氏を迎え,いちじくの「甘露煮」のほか,「蒸し煮」,「天ぷら」,「いちじくの生ハム巻き」など,先生の指導のもと,民宿の女将さんたちが新たな料理にチャレンジしました。
女将さんたちからは,「手間が掛からないので民宿のメニューに取り入れたい」,「今回の調理法を参考に応用してみたい」などの意見が出され,民宿組合長からは「いちじくを活用して奥松島を活気づけていきたい」との感想をいただきました。
今後,いちじくをはじめ,もも,かきなど,新たな特産品の生産が拡大していくことから,これらを活用した地域活性化に向けた取り組みが活発に行われることが期待されます。
<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター
TEL:0225-95-7612 FAX:0225-95-2999 (写真1枚)