宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

小松(正月仏花用)が初出荷~管内での新たな取組~

2019年12月26日 16時42分11秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 南三陸町にある農業法人(株)南三陸PineProでは,昨年度からお正月需要にあわせてクロマツ(枝物用)の栽培を行っています。クロマツは,お正月用の松飾りや仏花,生け花用に欠かせない花材であり,輸入品も多くなっている昨今,国産に対する需要は大きくなっています。
 松飾り等に使用する「若松」や「門松」は,通常,定植から3~4年間かけて栽培した主枝を出荷します。栽培2年目の今年は,側枝を収穫し,仏花等に使用するための「小松」として初出荷しました。出荷に先立ち,目揃え会や茨城県への産地視察を行い準備を進め,緊張の初出荷となりましたが,無事に出荷を迎えた生産者からは喜びと今後への期待が感じられました。若松も含めた本格出荷は来年からスタートする予定です。
 クロマツ栽培は,出荷まで長期に渡りますが,鳥獣被害が無く,冬場の収入確保や遊休農地の解消につながる品目として期待が寄せられています。普及センターでは,今後も地域に適したクロマツ栽培体系の確立や生産安定・拡大に向けた取組を支援する予定です。

 

<連絡先>  宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班  TEL:0226-25-8069   FAX:0226-22-1606


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ぶどうせん定講習会の開催

2019年12月26日 16時11分05秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 JAいしのまき主催のぶどうせん定講習会が12月20日に開催されました。JAの直売所に出荷しているぶどう生産者を対象として開催し,25名の生産者が参加しました。

 JAいしのまき管内では,皮付きで食べられることから,近年需要が高まっている「シャインマスカット」をはじめとする大粒系ぶどうの栽培が拡大しており,講習会には栽培に取り組んで間もない生産者を含め,多くの生産者が参加し,ぶどうのせん定方法,栽培管理の方法などについて活発に質問が出されておりました。

 JAいしのまきでは,今後もぶどうの産地化を目指して,6月には房づくり講習会などの開催を計画しており,石巻産のぶどうが多く店頭に並ぶことが期待されます。

 写真:シャインマスカットの「H型樹形のせん定」を学ぶ生産者

 

  <連絡先>   宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第1班   TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999


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