宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

一迫水稲採種事業創立50周年記念式典が開催されました。

2019年12月03日 15時54分47秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 栗原市一迫水稲採種事業創立50周年記念式典が,令和元年11月27日に築館のホテルグランドプラザ浦島で開催されました。
 県内における採種事業は明治から行われていましたが,昭和27年に「主要農作物種子法」が制定され,採種ほが知事の指定を受け,審査に合格したものが種子として流通する体制が整えられました。
 昭和30年代は,一迫町の3農協(一迫・金田・長崎)にあった水稲採種ほの種子調整作業は脱穀機や唐箕を使用した手作業で行われていましたが,機械化による種子の均質化などを図るため,昭和43年に一迫町農協種子センターが県内で初めて設置され,翌年には採種組合(農協水稲採種部)が組織されました。この取組がモデルとなり,県内の各地にも種子センターが導入されています(宮城米改良協会「30年のあゆみ」より)。
 記念式典では,高橋水稲採種組合長の式辞に続き,採種事業に功労のあった歴代組合長など13名に感謝状が贈呈されました。
 式典に続き開催された懇談会では,水稲採種を続けてきての苦労話や昔懐かしい話などが会場内で交わされ,また,今後の種子生産に向けての意気込みも感じられました。
 普及センターでは,ブランド米の礎となる,優良種子の生産の支援を続けてまいります。

<連絡先>
 宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0228-22-22-9404    FAX:0228-22-6144

 
記念式典での高橋水稲採種組合長の式辞


水稲採種事業に功績のあった組合員への功労者表彰


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ルーラルガイド講習会を開催しました

2019年12月03日 15時15分08秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 令和元年11月5日,栗原市この花さくや姫プラザ(志波姫)で栗原市生活研究グループ連絡協議会「令和元年度ルーラルガイド講習会」が開催され,協議会会員26人が参加しました。この講習会は,会員の技術習得や会員同士の交流・情報交換を目的として,今回は「会席料理 丸勝」(栗原市一迫)代表 阿部 朗 氏を講師に,栗原市若柳産のれんこんを使った地産地消料理講習会が行われました。
 メニューは「れんこんつくね焼き」と「れんこんすり流し汁」で,参加者は講師のデモンストレーションや説明を熱心に見聞きし,互いに協力しながら実習に取組んでいました。講師からは,「地域食材のPRのために素材の味を活かした調理法をとっている」等自身の地産地消の取組みや意義についても紹介があり,参加者からは講習会を通じて「地域食材の味の良さを実感した」,「地域食材の使用が地域を守ることに繋がると感じた」等の感想が聞かれました。
 今後,参加者が講師となって地区毎に技術伝達講習会が開催され,講習会で得られた技術・知識が地域に広く伝わっていくこととなっております。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0228-22-9437       FAX:0228-22-5795・6144

  


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