宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

赤色LED照射で9月出しトルコギキョウの開花を抑制

2021年09月21日 15時57分05秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 令和3年9月9日に大衡村でJA新みやぎあさひな花き部会トルコギキョウ現地検討会を開催しました。

 秋出しのトルコギキョウにおいて,赤色LEDの終夜照射が開花抑制と品質向上に効果があることが,試験研究により明らかになっています。しかし,その効果は品種によって異なることから,普及センターでは,効果が期待される中晩生品種を用いて大衡村に実証ほを設置しました。現地検討会では,普及センターから赤色LEDの効果を説明し,実証ほの生育開花状況を確認してもらいました。今回実証ほを設置した生産者からは,「切り花長が長くなることも良い点ではあるが,電照を組み合わせることで収穫期が分散され,出荷労力が軽減できることが良かった。経費負担も少ないことから,是非赤色LEDを取り入れたい」との評価をいただきました。

 品質(切り花長)向上を主な目的として実証ほの設置を行いましたが,一斉開花で出荷調整に追われている生産者にとっては,無電照と赤色LEDを組み合わせることで開花期が分散できることも大きなメリットであることが判明し,有益な検討会になりました。

〈連絡先〉

宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班

〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号

TEL:022-275-8320

FAX:022-275-0296

E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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JA新みやぎ大郷カントリーエレベーターの落成式が行われました。

2021年09月21日 13時59分07秒 | 地域農業の構造改革に向けた取組支援

 9月13日,JA新みやぎ大郷穀類乾燥調製貯蔵施設(カントリーエレベーター)の落成式が開催されました。
 このカントリーエレベーターは,令和元年10月の台風19号(令和元年東日本台風)で吉田川の堤防決壊により,粕川穀物乾燥調製施設(ライスセンター)が甚大な被害を受けて使用不能になったことから,JA新みやぎ,大郷町等の関係機関が協議し,建設に至ったものです。
 貯蔵能力2,000t,処理面積300haであり,丸形貯蔵ビン(330t×6基),乾燥機(15t×2機)等を備えています。
 同地区では,大区画ほ場整備事業が計画されており,このカントリーエレベーターが,農業法人や担い手農家への農地集積による経営の効率化・大規模化の促進と地域農業の発展に寄与することが期待されます。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8320
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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令和3年度ばれいしょ生産拡大推進研修会が開催されました

2021年09月21日 10時38分26秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

令和3年9月7日(火),大崎合同庁舎において,令和3年度ばれいしょ生産拡大推進研修会が開催されました。本研修会は「みやぎ園芸特産振興プラン」の重点推進品目である「ばれいしょ」について,管内での生産拡大を図ることを目的に開催され,カルビーポテト(株)を始め,計27名の生産者と農協,市,県関係者が参加し,登米会場からもリモートでの参加がありました。
カルビーポテト(株)からは,宮城県におけるばれいしょ栽培の強みや栽培契約の流れ,栽培に必要なほ場・設備等の説明がありました。また,宮城県の園芸推進課からは栽培のメリットや活用可能な交付金・補助金等が紹介されました。
ばれいしょは農業経営を安定化させる露地園芸品目の一つとして位置づけられており,面積当たりの労働時間が短く,生産性が高い特徴があります。また,カルビーポテト(株)との契約栽培により販路と単価が安定していることも魅力です。
普及センターでは,大崎地域の園芸振興に向け,各関係機関と協力し,露地園芸品目の生産拡大を支援していきます。
<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター     先進技術班
 TEL:0229-91-0726    FAX:0229-23-0910         


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令和3年度第1回普及活動検討会を開催しました

2021年09月21日 10時12分49秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 大河原農業改良普及センターでは,普及指導の計画と活動実績を検討し,一層の活動推進に資するため,外部評価委員として普及活動検討委員を招いて普及活動検討会を開催しています。その第1回目の検討会を9月7日(火)に開催しました。
  前半は,蔵王町内のなし生産者で今年4月に後継者が就農した方の樹園地を視察し,今年の春に発生した凍霜害への対応状況と,後継者の就農に至る経緯などについて説明していただきました。
 後半は会場にて,仙南地域の園芸振興を目的とした3つのプロジェクト課題について,各課題リーダーから今年度前半の活動経過と今後の活動計画を報告しました。
  普及活動検討委員の方々からは,「市町の職員からすると施策を進めるうえで普及センターの技術指導は大変心強い」「新規で農業を始めようという方にはこのような栽培技術習得の支援が大事だ」といった評価を頂く一方で,「農業に限らずいろいろな分野で担い手が足りないので,様々な面から検討しなければならない」といった御意見も頂きました。
 普及センターでは今回の普及活動検討会の結果を受けて,今年度後半の活動に反映させるとともに,将来に向けた地域農業の推進に向けて活動を展開していきます。

〈連絡先〉宮城県大河原農業改良普及センター 地域農業第一班
     TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138

   


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