令和3年8月30日(月),普及活動への外部評価のため,第1回登米農業改良普及センター普及活動検討会を開催しました。今回,2つの課題活動について説明し,7名の検討委員から意見をいただきました。現地の取組み状況を伝えるため,各課題の支援対象者からもスライドを活用しながら栽培状況等の現状報告を行いました。
最初に「きゅうり環境制御技術のスキルアップによるによる生産拡大」活動に対して,普及センターから取組状況を説明し,施設できゅうり栽培に取り組んでいる南方町の田口氏から,生育実績や環境制御技術の活用,今後の課題などについてお話をいただきました。
次に,加工業務用野菜関連の実践者として,米山町の株式会社櫻井農場櫻井代表取締役から,遊休農地を団地化したキャベツやえだまめの取り組みについてお話をいただきました。
検討委員からは,環境制御技術の普及拡大に向けて,二酸化炭素施用等の効果と生産コストを把握した上での支援が重要との意見がありました。また,加工業務用野菜生産については,近年の食生活の変化からもニーズが高まっている分野であり,土地利用型高収益作物の生産拡大に向け積極的に取り組んで欲しいといった意見もいただきました。
普及センターでは,これら意見を今後の活動に活かしてまいります。
<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522