宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

株式会社イグナルファーム大郷で栽培振り返り検討会が開催されました

2021年09月08日 14時45分47秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 令和3年8月31日,株式会社イグナルファーム大郷で栽培振り返り検討会が開催されました。検討会には,当普及センターや農業・園芸総合研究所の職員が出席し,今作前半のミニトマトの栽培管理や管理作業の進捗等について,気象データやウィークリーレポート,AGRIOS(生産性管理アプリ)のデータをもとに,社員と検討・意見交換を実施しました。

 今作は,LAI(葉面積指数)に基づく葉数の管理や,自動選果機の導入に伴う人員配置の改善などを行ったことで,前作よりも樹勢が安定したほか,計画的な栽培管理につながり,収量が前年同期と比べ増加するなどの効果が見られています。また,各作業担当者から,前半でうまくいった点,うまくいかなかった点について報告があり,併せて積極的に改善策の提案や意見交換等も行われるなど,社員のモチベーションが上がっている様子が見受けられました。

 当法人では,継続的に振り返りと改善を実施していくこととしており,今後もさらなる生産性の向上が期待されます。

 

〈連絡先〉

宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班

〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号

TEL:022-275-8410 FAX:022-275-0296

E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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ばれいしょ生産拡大推進研修会を開催しました

2021年09月08日 12時03分59秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和3年8月25日に石巻合同庁舎において令和3年度ばれいしょ生産拡大推進研修会を開催しました。
 今年4月に作成された「みやぎ園芸特産振興戦略プラン」では,今後主食用米の需要減少が見込まれることから,水田等における収益性の高い園芸作物の生産を推進することとしています。特に,ばれいしょは,園芸作物の中でも機械化体系による管理作業が可能で,契約栽培により販売単価が安定していることから,今後の生産拡大を図るため,石巻管内の農業者及び関係機関向けの研修会を開催しました。
 研修では,カルビーポテト(株)から加工用ばれいしょの栽培全般について,県からばれいしょ栽培の流れとばれいしょの経営データについて説明がありました。
 生産者や,関係機関等約30名ほどの参加があり,栽培指導から販売を手がけるカルビーポテト(株)に対して生産者から適する栽培環境について多くの質問が寄せられました。
 当管内でも24haと大規模でばれいしょ栽培に取り組む法人があり,約3トン/10aの収量も上げており,更なる取組拡大が期待されます。
 普及センターでは今後,露地野菜の園芸振興に向けて,支援を行っていきます。


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