令和3年8月31日,株式会社イグナルファーム大郷で栽培振り返り検討会が開催されました。検討会には,当普及センターや農業・園芸総合研究所の職員が出席し,今作前半のミニトマトの栽培管理や管理作業の進捗等について,気象データやウィークリーレポート,AGRIOS(生産性管理アプリ)のデータをもとに,社員と検討・意見交換を実施しました。
今作は,LAI(葉面積指数)に基づく葉数の管理や,自動選果機の導入に伴う人員配置の改善などを行ったことで,前作よりも樹勢が安定したほか,計画的な栽培管理につながり,収量が前年同期と比べ増加するなどの効果が見られています。また,各作業担当者から,前半でうまくいった点,うまくいかなかった点について報告があり,併せて積極的に改善策の提案や意見交換等も行われるなど,社員のモチベーションが上がっている様子が見受けられました。
当法人では,継続的に振り返りと改善を実施していくこととしており,今後もさらなる生産性の向上が期待されます。
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