山元町の株式会社やまもとファームみらい野では,大規模に露地・施設野菜を栽培しています。特にたまねぎは15ha以上栽培しており,主要品目になっています。
現在たまねぎ栽培は,ほとんどが移植栽培で行われており,育苗期間が長く,育苗本数も24000本/10a程度と多いため,多くの育苗時間と資材費がかかることが課題となっています。この課題を解決するため,やまもとファームみらい野では,昨年度から試験的にたまねぎの直播栽培に取り組んでいます。9月14日に畝立て,直下施肥,溝底播種を同時にできる作業機を農研機構から借りうけて播種作業が行われました。作業は,一畝当たり(長さ100m)10分前後で進み,スムーズに作業ができていました。今回播種したたまねぎは,来年の6月ころに収穫される予定です。
普及センターでは,関係機関と連携し,たまねぎの直播栽培技術の確立に向けて支援を行ってまいります。
作業の様子
<連絡先>
宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143