宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

適期収穫に向けた「だて正夢」地域栽培塾を開催しました

2021年09月30日 15時15分45秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 稲穂が黄金色に色づき始めた,去る9月2日に「だて正夢」の適期収穫に向けて地域栽培塾を開催しました。
 「だて正夢」は,本県のブランド米を牽引する低アミロース品種で,一般の品種に比べてもちもちした食感が特徴です。
 収穫時期は,本県の主力品種の「ひとめぼれ」よりもやや遅く,収穫適期も短いことから,刈取作業は注意して行う必要があります。
 地域栽培塾では,角田市と蔵王町の2カ所の調査ほ場で,「適期収穫」及び「調製・出荷」について生産者へ情報提供し,意見交換しました。
 特に,今年は8月中旬に低温や日照不足が続いて天候を心配する声が聞かれましたが,登熟は概ね順調に進んでいることから,出穂後の積算気温や「籾(もみ)」の熟色により収穫時期を見定め,適期に収穫するよう周知しました。
 今回の研修会で,生産者の収穫作業に対する意気込みが感じられましたので,全国の皆様にまもなく仙南の美味しい「だて正夢」がお届けできる見込です。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター
     TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138


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美里町に新たな農事組合法人が設立されました

2021年09月30日 12時54分15秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 この度,美里町荻埣(おぎぞね)に新たな農事組合法人「荻埣ノースファーム」が設立されました。
 荻埣地区の集落営農組織「荻埣北生産組合」は,農業の後継者問題を抱える中,地域の農地を守っていくため法人化を目指すこととし,令和3年2月に発起人会を設立しました。発起人の方々は,法人化に向けた多くの課題を解決するため,丁寧に話し合いを重ね,合意形成に繋げてきました。話し合いがスムーズに進むよう,町・JA・普及センターが連携し,助言や専門家派遣等の支援を行いました。
 8月22日には法人設立総会が開催され,新たなスタートを切りました。来年度から組合員6人が約24haの農地で水稲と大豆の生産を始めます。将来にわたり,地域の農業を担っていく法人として,今後さらなる発展が期待されます。

<問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター  地域農業班    TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225


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若松の初出荷に向けて順調に生育中!

2021年09月30日 10時20分41秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 去る9月1日,南三陸町でクロマツを栽培する(株)南三陸Pine Pro主催の現地検討会が開催され,(株)なにわ花いちばと普及センターが出席して生育状況の確認を行いました。
 まず,初めて若松の収穫を予定している栽培4年目のほ場を巡回し,出荷の可否について検討しました。市場担当者から「品質について問題ない。初めての栽培ながら良く仕上がってきている。」と及第点をいただき,順調な生育を確認しました。
 続いて,普及センターからは各ほ場の生育調査結果と土壌分析結果等を提供し,ほ場を巡回して土壌と生育状況を比較しながら,栽培に適する土壌条件や肥培管理等について検討しました。一部の排水が良くないほ場では,湿害による生育不良が見られており,湿害対策の重要性を確認するとともに対策の実施について検討しました。
 栽培4年目を迎え,様々な課題も見えてきていますが,初出荷に向けて期待の高まる検討会となりました。12月の「松市」に向けて,いよいよ10月下旬から収穫が始まります。

<連絡先>
 宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0226-25-8069   FAX:0226-22-1606


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有賀営農組合 法人化に向けて一歩踏み出す

2021年09月30日 09時32分16秒 | ②新たな担い手の確保・育成

   法人化を目指す集落営農組織「有賀営農組合」の役員を対象とした第2回法人化勉強会を,令和3年9月17日(金),18日(土)に開催し,8名が参加しました。
    7月30,31日に行った「法人化による影響と法人の種類について」の勉強会に引き続き2回目の開催で,今回も専門家に助言をいただきました。
    1日目は,講師の中村崇弁護士から,「法人に関わる者それぞれの役割と責任範囲について」と題し,集落全員参加をめぐる,地権者・出資者・法人役員それぞれの権利と役割・義務・責任について講義をいただきました。
    2日目は,普及センターから,これまで行ってきた勉強会で役員から出された疑問点や不安な部分に対し,その解決策案を法人のパターン別に一覧表にまとめ,説明しました。また,宮村アドバイザーから,この集落を10年後も20年後も守るには,現状維持では守り切れないことを整理していただいたところ,前を向いて一歩踏み出すことが重要だということが認識されました。
    まずは転作大豆を経営の中心に法人化し,組合員のライフステージに合わせてバージョンアップしていくことを目指し,早速,代表する役員を中心にシミュレーションを作成していくことにしました。
    普及センターではシミュレーションの作成を支援しつつ,平行して他の役員の法人化意向把握,経営面での不安解消に向けた専門家派遣等,今後も支援を継続していきます。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0228-22-9437/FAX:0228-22-6144


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