令和5年6月5日、大郷町のえだまめ生産ほ場において、RTKシステムの露地園芸への活用をテーマとしたセミナーが開催されました。当該ほ場では、㈲薬師農産がえだまめを栽培し、普及センターでえだまめの生産振興を目的としたプロジェクトを通して、排水対策などの栽培技術支援を行っています。
RTKは,地上に設置した基地局から発信する補正信号を受信してGPS測位の精度を向上させる測位技術で、これにより農業機械の自動運転等で高精度(誤差数cm)の作業が可能となります。県では昨年度、このRTK基地局を県内7か所に整備し、活用を推進しているところです。
当日は、ヤンマーアグリジャパン㈱の協力のもと、RTK装着トラクターによる耕起・播種・除草剤散布の作業が行われ、参加者は作業の速度や精度などを観察しました。このセミナーには、県内の農業者や関係機関などから約100名の参加があり、農業の高齢化や人手不足と今後予想される担い手の経営の大規模化などを見据え、RTKに関心が高まっている様子をうかがうことができました。
セミナー開催の様子
RTK自動操舵による播種作業
〈連絡先〉
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