利府町では、明治17年から梨の栽培が始まったと言われており、利府といえば、「利府梨」といわれる程、利府の梨は有名です。栽培されている品種は、早生種の「幸水」から始まり、「長十郎」、「二十世紀」や「あきづき」等多くの品種が栽培されています。古い品種である「長十郎」は、他産地が栽培していない品種ですが、根強いファンがいることから、毎年求めるお客様もおられます。収穫は、8月下旬~11月上旬まで行われ、10月1日には梨祭りも開催されます。
今年は開花が平年より2週間近く早くなってしまい、霜の被害も心配されました。また、7月下旬から雨が少なく、梨の肥大が滞るのではと危惧されましたが、特別な病害虫の発生もなく、無事に収穫を迎えることができました。今年は日照時間が平年に比べて多いので、特に甘い梨がなりました。
利府の生産者は、まだまだ残暑の厳しい中での収穫作業を行っていますが、無事に収穫を迎えられ、笑顔でお客さんに梨を販売しております。ぜひ利府の直売所でお買い求めになられてはいかがでしょうか?また、ほとんどの直売所では午前中で売り切れとなる場合が多いので、早めにお出かけくださるようお願いいたします。
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