平成27年3月19日に,一般社団法人日本蕎麦協会による全国そば優良生産表彰式が行われ,七ヶ宿町の(株)ゆのはら農産代表取締役山田益広さんが,日本麺類業団体連合会会長賞を受賞しました。
山田さんは15年前にそれまで勤めていた七ヶ宿町役場を退職し,新たにそばの栽培に取り組みました。年々増加する遊休農地を借り受けて栽培面積を拡大し,現在では約20haを作付けしています。
栽培にあたっては排水対策や土づくりの徹底,結実率向上のためにミツバチによる受粉を行い,県平均単収の2倍以上の収量を確保しています。また,収穫したそばは全量を自家製粉し,直営店「農民そばや芭蕉庵」で提供しています。自家産のそばや地元産の山菜を使った漬け物が人気で,仙台市をはじめとした県内外の市町から年間約15,000人の来客があります。
今回の表彰では,自家製粉を行う過程で2回の唐箕選を行うことで容積重の向上に努める等,ポストハーベストの工夫が評価され,受賞へ至りました。
普及センターでは今後とも七ヶ宿町の農業振興を支援してまいります。
(株)ゆのはら農産ホームページはこちら→ http://yunohara-nousan.co.jp/
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 地域農業第二班
TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138