宮城の農業普及現地活動情報

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道の駅大谷海岸直売組合で研修会が開催されました

2023年02月28日 09時42分16秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展
 令和5年2月16日に気仙沼市大谷公民館を会場に道の駅大谷海岸の農林水産物及び加工品等を出荷している直売組合の研修会が開催されました。
 研修会には,道の駅大谷海岸の社長,事務局,直売組合の組合長,役員,総勢12名が参集しました。
 研修会の講師は,全国の道の駅や農産物直売所の立ち上げから経営改善までのコンサルを行っている,有限会社ベネットの青木隆夫代表を迎え,道の駅大谷海岸の良い所,改善が必要な所,お手本となる全国の事例について1時間講演してもらい,講演後,道の駅事務局や直売組合役員からの質疑応答をじっくりと行いました。
 青木講師から,道の駅大谷海岸はアニメ映画「すずめの戸締まり」に登場することから,これから数年は聖地巡礼の舞台となるので,映画内で紹介された飲食メニューを積極的にPRする他に,インスタ映えする「とがったメニュー」を考案して,新規顧客やリピーターを獲得するようにと提案され,参加者全員が大きくうなずいていました。
 質疑応答では,直売組合の役員から,道の駅事務局への不満なども出されましたが,青木講師が全国の事例を交えながら,定例会の開催や商品の配列方法などについての改善アドバイスがありました。
 コロナウイルス感染拡大防止のために,外出を控える方々が多い状況のなか,道の駅大谷海岸の売り上げは前年を上回っていることから,急激な販売不振がおきることはないものの,これからは「映える」を意識して店舗のデザイン,飲食メニュー,お土産品を考えていかないと淘汰されてしまうと激励があり,参加者は良い刺激をもらった様子でした。
 普及センターでは,農産物の安定生産や新規品目の提案などを行いながら,道の駅大谷海岸を支援していきます。
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