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令和5年9月8日、JA新みやぎ栗っこ地域にてそらまめ栽培講習会が市内2か所で行われ、生産者計20名が参加しました。この研修会に普及センターは講師として出席しました。
始めに、(有)兵藤種苗商事の担当者より播種から収穫までの一連の作業について丁寧に解説いただきました。そらまめは開花から莢肥大までに水分を多く必要とするため、収量向上を目指すには適度な潅水が重要であると説明いただきました。
普及センターからは、そらまめで注意すべき病害虫について解説を行いました。特にウイルスを媒介するアブラムシ類の防除のポイントとして、異なる作用機構を持つ殺虫剤を組み合わせたローテーション防除と、アブラムシの住処となりやすいキク科雑草の除草について重点的に説明しました。
参加した生産者からは、前作の栽培を振り返ったうえで病害虫防除や追肥のタイミングについて質問があり、講師が都度対応しました。栗原地域では古くからそらまめ栽培が行われてきましたが、連作障害等の新たな課題もみられるため、普及センターでは引き続き栽培面への支援を行っていきます。
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0228-22-9404 FAX:0228-22-6144