11月18日、柴田町のJAみやぎ仙南本店大会議室において「仙南地域における水田を活用した露地園芸品目拡大推進研修会」を開催しました。
研修会では宮城県農業・園芸総合研究所から、ばれいしょ、たまねぎ、さつまいもなどの水田を活用して栽培する露地園芸品目を導入するための経営シミュレーションシステム「水田を活用した露地園芸品目導入の手引き」について説明しました。これは水稲や大豆などの土地利用型作物と園芸作物を組み合わせ、各作物の栽培規模に応じた労働力、経営収支を計算できるシステムで、水田をベースに農業経営を進める経営体において活用が期待されています。
続いて当普及センターから管内で栽培されている露地園芸品目の状況報告を行うとともに、JAみやぎ仙南からは、たまねぎを中心とした露地園芸品目への取組状況について説明がありました。
また、実践事例として水田でばれいしょを栽培している東松島市の農事組合法人「おおしお北部」の大崎康代表から大豆や飼料作物等との輪作体系や耕畜連携体制、機械化一貫体系への取組についてご講演いただきました。
研修会には、水田における高収益作物として園芸品目の導入を検討している農地整備事業実施地区及び予定地区の農業法人や農業者、関係機関等およそ90名が参加し、熱心に聞き入っていました。
普及センターでは、引き続き水田を活用した露地園芸品目に取り組む経営体を支援して参ります。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第二班
TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138