令和6年3月15日にJAいしのまき主催で令和6年度乾田直播栽培講習会が開催されました。
講習会では、全農宮城県本部から米穀情勢について、古川農業試験場から雑草イネ・漏生イネの発生状況と対策について、東北農業研究センターから乾田直播栽培における播種以降のほ場管理について講義がありました。全農宮城県本部からはコロナ明けで米の消費が拡大し、需要は高まりつつあると説明がありました。続いて、古川農業試験場からは、雑草イネ対策について、初期剤や中期剤を組み合わせた2~3回の除草剤処理が効果的であると説明がありました。東北農業研究センターからは、乾田直播栽培の管理について、砕土・鎮圧をしっかりと行い、播種床を整えることや播種後の鎮圧、フラッシングで出芽率を確保することが重要であること、また、出芽前、入水前、入水後の3回の除草剤処理体系で雑草を抑えることで収量・品質が確保できるとの説明がありました。
本講習会には生産者、関係機関から約50人が参加し、今後の乾田直播栽培の管理について熱心に耳を傾けていました。
当普及センター管内の令和5年乾田直播栽培面積は979haとなっており、令和6年度も約1,000haの作付けが予想されます。当普及センターでは、これからも水稲の乾田直播栽培における栽培支援を行っていきます。
<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター先進技術第一班 TEL0225-95-7612 FAX0225-95-2999