「みどりの食料システム戦略」に基づき,環境配慮や省力化を進めた「グリーンな作物栽培体系」の検証事業が,今年度全国各地で展開されています。登米地域では,水稲におけるプラスチックコート肥料の代替技術や追肥の省力化等を検証しています。
令和4年7月7日に,一部の実証ほにおいて中間検討会とドローンによる追肥作業の実演が行われ,会場周辺の生産者と関係機関10名が参加しました。
普及センターからは,水稲の生育経過と現在の生育状況について説明しました。6月前半の低温や生産者による深水管理の影響のため,生育量が慣行より少ない実証ほがある一方で,慣行と同程度の生育量となっている実証ほもありました。
ドローン追肥は,7月3日時点で葉色の低下が認められたほ場でのみ行いました。1回10分の飛行で30aあまりを散布できるドローンに,参加者は興味津々でした。
なお,この日の追肥を見送った実証ほにおいては,後日改めて現地検討会と追肥実演を実施する予定です。
普及センターでは,JAみやぎ登米とともに,この新しい栽培体系の検証を進めてまいります。
<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522