令和4年7月15日にJAいしのまき主催の水稲乾田直播現地検討会が開催されました。石巻管内では,直播栽培面積870haのうち約95%で乾田直播栽培が行われており,面積は年々増加傾向にあります。当日は生産者ら約45人が集まり,関心の高さを伺わせました。検討会では,乾田直播栽培ほ場4か所(桃生,河北,河南,赤井)を巡回して,葉色値や幼穂長を測定しながら,追肥の要否や出穂日について検討しました。講師の東北農業研究センター研究員からは,葉色値が35以下と淡くなっているほ場に対しては,出穂10日前の減数分裂期に窒素成分で1kgの追肥をしてはどうかや幼穂長が5~10mm程度なので出穂期は8月上旬になるだろうといったアドバイスがありました。当普及センターでは,今後とも水稲乾田直播栽培の普及と技術支援に取り組んでいきます。
宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第一班
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