宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

みやぎ農業未来塾ホップアップスクールを開催

2015年08月18日 15時16分39秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 平成27年8月6日,仙台農業改良普及センターと仙台地区4Hクラブ連絡協議会の共催で,「みやぎ農業未来塾ホップアップスクール」を開催しました。
 この夏一番の暑さの中,4Hクラブ員,若手農業者等13名が参加し,(株)渡辺採種場瀬峰研究農場と栗原市のズッキーニ生産ほ場を視察しました。
(株)渡辺採種場瀬峰研究農場では,早坂農場長から研究農場の概要や,ほ場づくりについて講義を受けた後,場内を案内してもらいながら,品目毎の栽培のポイントについてお話いただきました。
今だからこそ見ることができる土作りの作業や,たまねぎの貯蔵,なすの今後の管理方法などを学ぶことができました。
栗原市のズッキーニ生産ほ場では,場主の阿部氏からズッキーニ生産の概要について,栗原農業改良普及センター高橋技術主幹から「栗っこズッキーニ」ブランド化の取り組みについて講義いただきました。
生産者が切磋琢磨しながら,互いに技術を磨いてきたからこそ売上に結びつき,地域が一体となった取り組みに発展したことを知り,ズッキーニを生産している参加者は,生産技術について積極的に質問していました。
 研修全体を通して,写真で記録をとったり,互いに情報交換するなど,有意義な研修会となりました。
 仙台農業改良普及センターでは,今後も仙台地区4Hクラブ連絡協議会と連携し,若手農業者の資質向上に向けた支援を行っていきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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地域農業を担う法人が新たに設立しました

2015年08月18日 14時23分56秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 加美町月崎地区において,集落営農組織である月崎営農組合を推進母体として法人化の検討を行ってきましたが,去る7月24日に構成員22名による農事組合法人月崎さくらファーム創立総会が行われました。
 当普及センターでは,JA加美よつば及び加美町担い手支援センター等の関係機関と協力しながら,意向調査や役員会,全体会及び専門家派遣勉強会などを通じて昨年から法人化支援を行ってきました。
 月崎地区には,加美町の天然記念物に指定されている推定樹齢300年以上の「内海家の種まき桜」が現存し,昔から農作業の目安にされてきました。その桜を法人の名称に加えたことは,地元に根ざし,地元から愛される法人を目指すという思いが込められています。
 児玉組合長はあいさつの中で「月崎地区の農地を守るために皆さんの御協力をお願いしたいと」話していました。 
 今後は,水稲や飼料用米の生産に加え野菜等の作付けにも取り組み,農地中間管理事業を活用した農地集積や効率的で低コストな農業を目指すとともに,地域の担い手として農業の発展に貢献することとしています。


<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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管内初水稲種子生産法人誕生!

2015年08月18日 14時11分22秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 加美町雷(いかずち)地区では,昭和38年から水稲採種事業を行っており,機械の共同利用による低コスト化・省力化に取り組んできた雷生産組合を推進母体として法人化を検討してきました。
 去る,7月17日に構成員26名による「農事組合法人いかずち」の創立総会が開催され,水稲採種事業を核としながら飼料用米の作付け推進や,将来的には施設野菜の導入も視野に入れ推進することが承認されました。
 発起人代表の畠山組合長はあいさつの中で,「採種事業を柱とし,コスト低減や労力軽減等に取り組んでいきたい。」と話していました。
普及センターではJA加美よつばや加美町担い手支援センター等の関係機関と連携しながら,平成24年から法人化支援を行ってきました。
 今後は,農地中間管理事業を活用し,水稲採種ほ場や転作地を団地化することで効率的な作業体系を確立するとともに,担い手確保や畜産と転作による収益性の高い農業経営を目指していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910

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農事組合法人KAMIX(かみっくす)が全国農業コンクールにおいて全国優秀賞を受賞!

2015年08月18日 11時37分51秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援
 平成27年7月8日に富山県高岡市で全国農業コンクール全国大会(毎日新聞社・富山県主催)が開催され,全国20代表に選出された加美町の農事組合法人KAMIX(かみっくす)代表理事の近田利樹氏が,「人と農地の仕組みを活かし,働きがいのある集落営農を実現」というタイトルで発表を行いました。
 本コンクールは,全国において高い収益と快適な生活実現,地域発展に大きな影響を与えた卓越した農業経営体の取組を発表し,これを広く紹介・普及することで,我が国農業の発展と農村地域の活性化に役立てることを目的としています。
 当法人は,地域の農業生産のみならず,都市農村交流による農家民泊や農村体験,人材育成や地域づくりの取組が評価され,みごと全国優秀賞を受賞しました。
 さらには,子供の農業や食への関心を高める活動を行っている生産者団体に贈られる「緑と大地の農援隊賞」の受賞2団体のうちの1団体となりました。
 今回の受賞を契機とし,農事組合法人KAMIXの今後益々の活躍を期待するとともに,普及センターとしても農業法人への支援を継続してまいります。



<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910



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石巻4Hクラブ青空市・メロン直売会

2015年08月17日 17時56分57秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 石巻地区4Hクラブ連絡協議会(会長:庄司正博,会員数:16名)では,消費者との交流活動として直売活動を積極的に行っており,平成27年度は宮城県石巻合同庁舎内での「青空市(あおぞらいち)」をこれまで3回行ってきました。
 4回目として8月7日にトマト等の新鮮野菜に加え,毎年恒例のメロン直売もあわせて行いました。販売したメロンは,以前石巻4Hクラブに在籍していた星名さん(「星名ファーム」東松島市矢本)のマスクメロンで,御贈答や御中元用としてもまさに旬のメロンです。事前注文分と当日販売分あわせて約110玉を販売しました。
 今後も毎月1回程度の青空市や秋のみやぎまるごとフェスティバル等での直売活動を行う予定なので,販売品目の充実に取り組んでいます。
 普及センターでは関係機関と連携して,若手農業者や新規就農者等への支援を継続し,地域農業の復興に取り組んでいきます。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
  TEL:0225-95-1435  FAX:0225-95-2999

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食の開発のプロに,商品開発のアドバイスをいただきました!

2015年08月17日 15時55分06秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
7月14日,農産物直売や農産加工への取り組み支援として,亘理町農産加工推進協議会を対象に専門アドバイザーの協力を得て研修会を開催しました。
 亘理町農産加工推進協議会は,14グループ25名で組織し,各会員が農産物を加工した商品を,直売所や町内外のイベント等で販売しています。また,個々の販売に留まらず会員の農産加工品の詰め合せギフト販売や,会員相互の技術向上を図るための研修会や先進地視察,情報交換などの活動を行っています。
 今回は,消費者のニーズに基づいた商品企画や商品価格の設定の方法やパッケージ等のデザイン作りについて技術を習得することとしました。
 専門家は,地域の商品開発に実績がある有限会社シーポイントの落合順子先生で,協議会のうち3名が,試作品を持ち寄り,商品化におけるアドバイスを受けました。専門家からは,素材の活かし方や,付加価値のある作り方,商品の見せ方など広い範囲で,商品価値を高めるためのアドバイスを受けました。参加者は,アドバイスを熱心に受けるとともに,全員が相互に意見交換し,お互いの商品を高めようとする姿勢がみられ,非常に有意義な研修となりました。
 研修は3回シリーズで,次回は「講師に学ぶ成功事例」として9月に開催する予定です。

<連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

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農産加工を行う女性農業者を対象にキャリアアップ講座を開催しました。

2015年08月17日 15時49分50秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
6月19日に亘理農業改良普及センターと株式会社ライフサポートわたりの共催で、女性農業者の起業活動を支援するためのキャリアアップ講座をJAみやぎ亘理の会議室にて開催しました。講座にはすでに農産加工品を直売所等に出荷している方や、今後、出荷したいと考えている方が約10名参加しました。
講座の主な内容は、食品衛生(手洗い、異物混入防止)、食品表示の一元化、機能性食品表示について、普及センターから情報提供を行いました。また、今年は、普及センターと株式会社ライフサポートわたりの共催で、直売所である「おおくまふれあいセンター」で販売する農産加工品の新商品開発コンテストの開催を企画しており、その概要を説明しました。今後、おおくまふれあいセンターに出荷すると検討している方も対象としていることから、より多くの方が応募され、充実したコンテストとなるよう、普及センターでは、女性農業者の新商品開発を支援していきます。

<連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

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生産者と実需者のマッチングを支援

2015年08月14日 10時54分01秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
 平成27年7月22日から23日にかけて,社員食堂,学校給食,病院食,社員寮・保養所・研修所などの食に関するサービスを全国的に展開している「株式会社魚国総本社」の名古屋食品部から2名の購買担当者が来県し,農業と水産の生産現場を視察しました。普及センターでは,農業の生産現場についてJAいしのまきとともに案内を行いました。
 はじめに,宮城県及び石巻地域の農業の復興状況や生産の特徴について説明を行い,現地ほ場等3か所(こねぎ,長ねぎ,水耕みつば)を案内しました。
 長ねぎ生産者の作業場では調製作業が行われており,ほ場から収穫したばかりのまだ土のついている長ねぎが,根切り,葉切り,皮むき作業によりきれいに箱に入れられ出荷形態に整えられるまでを魚国総本社の担当者の方々は興味深く視察していました。
 情報交換では,実需者が生鮮野菜・産地に求める要望なども聞くことができ,今後の農産物生産や販売にも参考となるものと思われました。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第二班
 TEL:0225-95-7612  FAX:0225-95-2999



こねぎの説明


長ねぎほ場

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園芸用地下水の水質調査を行っています

2015年08月14日 10時25分56秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
平成27年8月4日に,関係機関と連携し,園芸用地下水の水質を調査しました。

 石巻管内の一部の地点では,東日本大震災以降に,地下水の塩分濃度が上昇しました。塩分濃度が高い地下水を,作物の栽培に使用すると,「塩害」と呼ばれる生育障害を引き起こす可能性があります。

 そこで当普及センターでは,関係機関と連携し,園芸作物の栽培用に使用する地下水のpH,EC,ナトリウム濃度などを,定期的に調査しています。 生産者の所へ伺い,その場で地下水の水質を測定し,栽培に使用できるか判断します。

調査する時期によって,水質が変動しますが,今のところどのような規則性で変動するかははっきりとしていません。今後も注意が必要だと考えられます。

震災の爪痕は未だ消えることはありませんが,屈せずに復興を遂げられるよう,普及センターでは支援を続けていきます。


 
 <連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術班 
 TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999

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大豆現地検討会が開催されました

2015年08月12日 16時32分10秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 宮城県における平成27年産大豆の作付面積は約10,000haで,そのうち石巻市と東松島市で約15%を占め,石巻地域は県内でも有数の大豆産地となっています。10a当たり単収は232kgと県平均193kgを上回っていますが,更なる収量・品質向上をめざし,8月4日にJAいしのまき転作部会大豆現地検討会が開催されました。
 当日は,生産者や関係機関約50名が参加し,①基肥一発型大豆専用肥料試験ほ場,②非選択性茎葉処理剤の吊り下げノズルによる畦間処理実演ほ場,③新品種「あきみやび」の生産ほ場を見学しました。
 このうち,基肥一発型大豆専用肥料試験における供試肥料は,窒素成分の60%がシグモイドタイプの被覆尿素肥料(溶出日数50日)です。7月24日の調査では,慣行施肥ほ場並の生育量となっていたことから,今後被覆尿素の効果による子実の粒大向上が期待されます。
 また,「あきみやび」は本年度から本格的な作付けが始まった宮城県の新しい奨励品種で,耐倒伏性に優れ,ダイズモザイク病や紫斑病等による着色粒が少ない特徴があり,タンレイの代替品種として期待されています。現在までの生育は,タンレイ並の良好な生育となっています。
 現地検討終了後,現在の生育状況や今後の肥培管理について普及センターから説明し,本年度は乾燥害対策や,開花期が平年より早いことから病害虫の適期防除に注意すること,食葉性チョウ目害虫の発生動向に注意すること等について特に啓発しました。
 普及センターでは,引き続き大豆の収量・品質向上に向けて支援していきます。 

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第一班
 TEL:0225-95-7612 FAX:0225-95-2999

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