宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

一日かけてたっぷりと勉強しました!

2016年01月06日 10時43分33秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

   平成27年12月18日に,登米合同庁舎において,女性農業者のためのステップアップ講座第3回を開催しました。対象は登米管内の若手女性農業者や就農したての農業者及び管内の農業を牽引するアグリレディーズネットとめ会員などで,19名が参加しました。
  今回は午前の部は「家族経営協定」,午後の部が「土作りと農薬の基礎講座」に関す る内容で,じっくりと話を聞き,意見交換し,学んだ一日でした。
   「家族経営協定」の講師である関口英樹氏は,農業経営と家庭生活を円滑に進めるた めの手段として「協定」を捉え,うまく活用することが農業経営の発展にもつながるこ とを参加者の笑いを引き出しながら話して下さいました。
  「土作りと農薬の基礎講座」では,日頃漠然としていたことが正しいことだと確認で きた,なぜ?と思っていたことが解決できた,と大変好評でした。
    普及センターでは今後も継続的に若手農業者,女性農業者の育成及び農業者の経営向上を支援していきます。

 

<連絡先>
          宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
          〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
          電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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大豆栽培研修会が開催されました

2016年01月06日 08時44分42秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

                            写真:ダイズシストセンチュウ発生ほ場から採取した株
                                上:被害株 下:隣接する健全ほ場の株

 

 登米市は県内で第2位の作付面積を持つ大豆産地です。平成27年12月21日に,登米市豊里町で大豆生産に取り組む生産者が集まり,大豆栽培研修会が開催されました。


 豊里町では固定転作を行っており,連作年数が多くなるにつれ地力の低下やダイズシストセンチュウの発生など,連作障害が現れてきています。この研修会では,連作障害への対策,特に大豆作付間の緑肥栽培による対策を中心にメーカー各社及び普及センターから情報提供を行いました。一部のマメ科緑肥作物の作付がセンチュウ被害・地力低下双方の対策となる可能性が示され,参加者からは栽培方法等について質問が相次ぎました。


 本年は開花期ごろまでは高温・乾燥状態が続き,お盆ごろからは一転して雨ばかりという大豆には過酷な気象条件でしたが,各生産者の努力により平年並みの収量を確保できたところが多かったようです。


 普及センターでは今後とも,収量・品質の向上に努め,登米市の大豆生産を支援していきます。

 

〈連絡先〉
 宮城県登米農業改良普及センター
  宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
  電話:0220-22-6127
  FAX:0220-22-7522 

 


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東大崎水稲採種組合総合検討会が開催されました

2016年01月05日 14時56分18秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 大崎管内には水稲種子の生産を行う水稲採種組合が4つあり,県内水稲採種ほ面積の57%を占める採種ほが設置されています。大崎市古川にある東大崎水稲採種組合は,面積85.8ha,「ひとめぼれ」,「ササニシキ」,「東北194号」の3品種の水稲種子の生産を行っています。
 本年は,春先からの高温・多照,少雨による水不足,出穂後の長雨,9月11日の「関東・東北豪雨」による一部ほ場の冠水など,水稲種子生産にとっては難しい気象条件となりましたが,生産者の努力により全量が合格種子となりました。
 総合検討会では,本年の種子生産を振り返り,反省点や意見が出されました。組合員からは,種子生産現場で問題となっているばか苗病への対応策や,ササニシキの安定生産に向けた栽培法などが検討されました。
 普及センターからは,本年度の審査結果をもとに,来年度の種子生産にあたっての注意点・留意事項を説明しました。特に良質な種子生産に向けたほ場の選定方法,異品種混入事故を防止するための工程管理方法について重点的に説明を行いました。
 今後も普及センターでは,優良種子生産へ向けた取り組みを支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター   先進技術班 
 TEL:0229-91-0726  FAX:0229-23-0910


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大崎4Hクラブが農村教育青年会議を開催しました

2016年01月05日 13時55分05秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

  大崎4Hクラブでは,平成27年12月18日にクラブ員11名が参加のもと農村教育青年会議を開催しました。今年は新規会員が7名増えたことと,クラブ員が課題をもって1年間農業に取り組んだこともあり,昨年よりも2課題多いプロジェクト3題,農村青年の主張5題,クラブ活動1題の発表がありました。
 宮城県指導農業士の佐々木郁郎さん,青年農業士の佐藤喜則さんと,大崎農業改良普及センターの庄司所長による審査の結果,プロジェクト活動は笠原怜さん,農村青年の主張は三浦善幸さんが最優秀賞に選ばれました。
 審査委員からは,「個別に良い部分もたくさんあったが,ポイントを整理し,伝えることを明確にしたり,もう少し問題点を掘り下げるともっと良い発表になる」との講評を頂きました。また,クラブ発表に対しては,新しい販売活動や消費者交流の取組について高い評価と今後の励ましの言葉を頂きました。
 なお,最優秀者賞を受けた二人は,平成28年2月20日に行われる宮城県農村教育青年会議において,大崎4Hクラブの代表として選出されました。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      地域農業班
 TEL:0229-91-0727    FAX:0229-23-0910


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平成27年度大崎農業士会第2回研修会が開催されました

2016年01月05日 13時14分54秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 大崎農業士会では去る平成27年12月17日に,平成27年度第2回研修会を行いました。研修内容は,登米市の有限会社おっとちグリーンステーション代表取締役の柳渕淳一氏を講師に招き,「地域をリードする複合経営組織の経緯と今後の展開」をテーマにお話しを伺いました。
 講演ではこれまでの経緯のほか,現在の経営管理の特徴(部門毎に責任者を配置,情報交換の徹底,世襲にはこだわらず若くてやる気のある人材を雇用など),野菜パウダー「のなこ」の商品化に至る努力やコンセプトや今後の展開等について説明がありました。農業士から講師に対しては「複合経営における品目選択のポイント」「地元雇用についての考え方」等の質問があり,個々の経営拡大や6次産業化について考える良い機会となったようです。
 また,情報提供として宮城県6次産業化サポートセンターの森谷哲也氏を講師に「6次産業化サポートセンターの支援内容について」の説明がありました。
 普及センターでは,大崎地域農業を牽引する農業士会の取組を引き続き支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      地域農業班
 TEL:0229-91-0727  FAX:0229-23-0910


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農薬適正使用に向けた研修会が開催されました

2016年01月05日 12時55分49秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

  JA古川では去る12月16日,JA本店会議室において直売所出荷している野菜生産者を対 象に,農薬の適正使用に向けた講習会を開催しました。
    講習会では普及センターの職員が講師をつとめ,農薬使用前には登録内容の確認を行うことをはじめ,作物の栽培期間と農薬散布の使用回数や,散布液の調合は展着剤から行うこと等,農薬の使用手順に沿って説明を行いました。
    講習の後,JAの栽培記録簿の記入方法等についても説明があり,出席者の中からは履歴簿の記入方法を含め積極的な質問がなされ,生産者としての農薬適正使用について再確認していたようです。
  今後も普及センターでは安全な農産物の安全生産が実現できるよう,農薬の適正使用の 取組を支援していきます。


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今後の酪農について勉強会を開催しました

2016年01月05日 12時51分02秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

  上原酪農組合は,大崎市鳴子温泉及び岩出山地域,栗原市一迫及び花山地域にまたがる通称「上原地域」の酪農家11戸で構成されている組合です。同組合は,平成23年度には環境保全型農業コンクールで優秀賞も受賞するなど環境に配慮しつつ乳生産を行っており,みやぎ生協から「鳴子上原酪農牛乳」のブランド名で牛乳を販売しています。
 去る12月17日にみやぎ生協などの関係者とともに,TPP(環太平洋パートナーシップ協定)の大筋合意などの畜産情勢や経営改善策を今後の酪農経営に結びつけていくため,当普及センターから情報や話題の提供をしました。
  出席者からは「低コスト生産に向け稲WCS(ホールクロップサイレージ)は1日何kgまで給与可能か」といった積極的な質問がありました。
 今後も普及センターでは,酪農経営の生産基盤強化などに向けた取り組みを支援していきます。


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