宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

総菜作りは楽しい!

2016年01月20日 08時34分29秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

    平成28年1月13日に,登米市石森ふれあいセンターにおいて,女性農業者キャリアアップ講座~総菜編~の第1回を開催しました。対象は登米管内の直売所で総菜や弁当を販売している農業者やこれから始めようと考えている志向者で、男性の参加もありました。
   初めに、講師のみやぎ食育コーディネーターである矢内信孝氏から、味の基本となる昆布だしと鶏ガラだしの作り方を学び、その後、旬の素材「だいこん」「ごぼう」「ながいも」を使った総菜やおかずとして人気の高い「だし巻き卵」の作り方を学びました。
   参加者は、化学調味料に頼りがちな普段の味付けを反省すると共に、100円の大根がちょっとした工夫で5~6倍の金額に変わるアイデアをいただき、今後の総菜加工にアイデアをいただいたと大変喜んでいました。
    普及センターでは第2回として、女性農業者が弁当店を開業した先進事例を視察、勉強する移動研修会を1月末に予定しています。

<連絡先>
          宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
          〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
          電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

登米市4Hクラブが幼稚園児とそば打ち交流会を開催!

2016年01月19日 16時43分08秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

  若手農業者のグループである登米市4Hクラブでは,クラブ活動の一環でそば栽培を行っています。今回はそこで栽培されたそばの粉を使った「そば打ち交流会」を1月18日に登米幼稚園で開催しました。
 同クラブでは,毎年登米幼稚園の園児とそば打ち体験交流を行っています。当日は幼稚園児19人が4つのテーブルに分かれて,参加者みんなでそば打ち体験を行いました。そば打ちの経験豊富な地域の方を講師に招き,クラブ員が園児たちをサポートしながらそば打ちの作業を進めていきました。みんな一生懸命そば打ち作業を進めていきました。続いてできあがったそばの試食では,打ちたて,ゆでたてで風味豊かな手作りそばのおいしさに参加者みんなが笑顔になっていました。
 園児からは楽しかったという言葉を,幼稚園の先生からは来年も是非交流会を開催したいと言っていただき,とても有意義な交流会となりました。
 今後も普及センターでは4Hクラブ活動を支援していきます。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新規就農者が農業複式簿記について学びました

2016年01月19日 10時42分39秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

   平成28年1月8日及び14日の2回にわたって,登米合同庁舎において,みやぎ農業未来塾「農業複式簿記講座」を開催しました。
  この講座は,新規就農者が農業経営の基本である農業複式簿記を理解して簿記に慣れ ることを目的として開催し,新規就農者等が延べ18人参加しました。
  講師に普及指導協力委員で中小企業診断士の本田茂先生をお招きして講義をして頂き ました。(普及指導協力委員とは,各分野の専門的な立場から普及指導員に協力して農 業経営や農村生活の改善に資する活動を行っていただく方です。)
    1回目の講座では主に仕訳や損益計算書の作成について勉強し,2回目の講座では資金繰りの重要性や経営診断の方法について勉強しました。講座は受講者全員参加型で,受講者は順番に前に出て,先生と一緒にホワイトボードを用いて実習していきました。先生のお話は時折笑いも入り,和やかな雰囲気の中で勉強することができました。参加者からは「簿記の意味がわかった」,「経理の人の気持ちがわかった」などと言った前向きな意見が多く聞かれました。
    普及センターでは今後も継続的に若手農業者の育成および農業者の経営向上を支援していきます。

<連絡先>
          宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
          〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
          電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

農産物直売所現地指導会を開催しました

2016年01月15日 09時54分10秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

平成28年1月8日,直売所の人気商品である加工品の商品力向上のため,本吉農業改良普及センター主催による農産物直売所現地指導会を開催しました。

講師には,盛岡市で「小さな力の商品開発」に尽力されている商品開発コーディネーターの五日市知香氏をお迎えし,気仙沼市内3ヶ所の常設直売所を巡回しました。

アドバイスはパッケージから盛り付け方・魅せ方,具材の切り方など多岐にわたり,アドバイスを受けた生産者や店のスタッフはみな熱心に聞き入っていました。また,講師からアドバイスだけで無く,店や加工品の工夫している点を褒められ,自分の商品に自信を持ったようでした。

普及センターでは,今後も農山漁村ならではの特性を活かした加工品づくりを支援していきます。

                                         

<連絡先>

宮城県本吉農業改良普及センター 地域農業班

〒988-0341 気仙沼市本吉町津谷桜子20-2

0226-29-6044


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平成27年度集落営農経営セミナー~気仙沼・南三陸地域農業経営セミナー~を開催

2016年01月14日 13時27分56秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 平成28年1月8日(金) 南三陸町(JA南三陸本店)を会場として,普及センター及び県担い手育成総合支援協議会共催により実施しました。

普及センターでは気仙沼・南三陸地区ほ場整備工区内で営農組合の組織化を支援してきました。

 しかし,平成27年度から営農再開した組織も多いことから,会計処理,決算等の実務を修得し今後とも安定した組織運営が図られ,地域農業の主体(担い手)として組織展開出来ることを目的として開催したものです。

セミナーには,生産組合関係,気仙沼市,南三陸町,JA南三陸及び関係機関から約40人の参加がありました。

講師に,税理士法人スクラムマネジメントの三井信一税理士をお招きし,「生産組織の経理」について講話をいただきました。

 講話では,組合の会計処理,決算方法だけでなく,任意組織の定義・性格,任意組織の設立要件や適正な損益分配の方法,経営発展のために法人成りの必要性等について解説をいただきました。

組合設立後間もないことや,組織活動に慣れていないなど,組織として習熟していない面も見られますが,一つの動機付けにはなったものと思われました。

 今後とも農作物の生産技術修得はもとより,組織経営安定・発展に向け,関係機関の連携のもと支援して参ります。

<連絡先>

宮城県本吉農業改良普及センター 先進技術班
 〒988-0341 宮城県気仙沼市本吉町津谷桜子20-2
       電話 0226-29-6044


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花き6次産業化講習会を開催しました

2016年01月13日 11時04分16秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

 

 亘理農業改良普及センターでは,平成27年12月11日(金),名取市花卉生産組合を対象に「花き6次産業化講習会」を開催しました。

 名取市のカーネーション及びばらの生産を担う名取市花卉生産組合は,東日本大震災で甚大な被害を受けましたが,東日本大震災農業生産対策交付金等の活用により営農を再開することができました。普及センターでは,さらなる収益性の高い花き経営を実現するために,講習会の開催等により,6次産業化の可能性について検討を行っています。

 今回は,株式会社プランツ・モジュール山口昌哉代表取締役を講師に,自分たちが生産した花を用いて,春まつり等のイベントや「母の日」をターゲットとした商品づくりの実習を行いました。また,平成28年1月から,名取市花卉生産組合として名取市ふるさと寄附金特産物に参加するため発送のためのラッピング方法についてアドバイスいただきました。山口氏は,商品を作製する際の留意点として「同じ規格のものを作る」「自分が購入したいと思うような商品を作る」等,販売を意識した商品作製を心がけることをご指導いただきました。

 参加者からは,「ラッピングの仕方で自分の花が豪華に見える」「習得した技術を活かす場がほしい」などの感想が寄せられ,今後の経営の展開に大きな可能性を感じることができた講習会となりました。

 普及センターでは,今後も技術指導と情報提供を継続し,6次産業化の取り組みを支援してまいります。

<連絡先>

亘理農業改良普及センター 先進技術班

TEL 0223-34-1141  FAX 0223-34-1143


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「新規花き品目導入研修会」開催

2016年01月13日 10時40分59秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 

  平成27年11月13日(金),農業・園芸総合研究所において,亘理農業改良普及センター主催の「新規花き品目導入研修会」を開催したところ,名取市花卉生産組合,JAみやぎ亘理花卉部会,関係機関合わせて40名の参加がありました。

 近年,燃油価格の高騰により生産コストの負担が増加していることから,管内の施設花き生産者の多くは,低温開花性品目等の新規花き品目の導入を検討しています。そこで,今後,需要拡大が期待されるトルコギキョウと低温開花性品目であるストックについて研修会を行いました。

 講師に株式会社サカタのタネ久保田芳久氏をお招きし,「需要拡大が期待されるトルコギキョウ導入の留意点」のテーマで,トルコギキョウの特性に合わせた土壌管理や連作障害対策について講演いただきました。続いて,ストックの育種家として著名な黒川幹氏(株式会社クロカワストック代表取締役)より,生産者が最も苦労している八重鑑別の方法の説明と当地域に適した品種や作型について提案をいただきました。さらに,農業・園芸総合研究所花きほ場において,現在,試験研究で取り組んでいる11月咲きストックの視察を行いながら,各品種の特性を説明いただき,参加者に理解を深めていただきました。

 参加した生産者からは多くの質問が出され,新規花き品目導入への関心の高さがうかがえました。

 普及センターでは,今後も技術指導と情報提供を継続し,新規花き品目の導入による花き経営の安定を支援してまいります。

<連絡先>

亘理農業改良普及センター

TEL 0223-34-1141  FAX 0223-34-1143

 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

目からうらこ!こだわりのジャム作りを学びました

2016年01月13日 08時48分09秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 去る平成27年12月3日に亘理農業改良普及センターと株式会社ライフサポートわたりの共催で、女性農業者の起業活動を支援するためのキャリアアップ講座をJAみやぎ亘理の会議室及び調理室にて開催しました。

 今年度2回目となる今回の研修会では、「新しいコンセプトに基づくジャムの加工・利用方法について」と題して、ジャム作家salz(ザルツ)の村上博信氏を講師に、こだわりのいちごジャム作りと、ジャムのドレッシングへの利用について実演していただきました。いちごに合わせたカットの仕方から、材料を加える順番、使用する鍋の材質、加熱する時間、瓶詰めの仕方など様々なところでこだわりと工夫がみられました。ドレッシングも酢と油の混ぜ方の違いで食感や風味が変わりました。今回、参加された16名のほとんどは実際に農産加工品を直売所等に出荷し、すでにジャムも販売している方々でしたが、日頃、自分が製造している方法と違うことに驚きながらも、その理由が説明されると納得の様子で、「いろいろな作り方があることが分かり、目からうろこだった」「実演が良く、自分の欠点がはっきりと分かった」と、前向きな意見がありました。

 また、普及センターからは、漬物・惣菜加工に関する情報提供として、「間欠滅菌法」について情報提供しました。繰り返し加熱殺菌を行うことで、熱に強い芽胞菌(がほうきん)を死滅させることができる殺菌方法で、ビン詰めがより長期間常温で保存できることから、新たな加工品開発につながることを提案しました。参加者からは「具体的な殺菌条件に関してもっと教えて欲しい」と積極的な質問があり、今後の商品化に期待が持たれます。

 今後も、普及センターでは、女性農業者の起業活動を支援していきます。

 

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班

TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

奥松島営農再開プロジェクト報告会が開催されました

2016年01月12日 13時08分27秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 平成27年12月25日に東松島市大塩市民センターにおいて,地元代表者や各関係機関の約60名が出席し,奥松島地域営農再開実証プロジェクト(事務局:東松島市農林水産課)の報告会が行われました。当プロジェクトでは,東日本大震災により壊滅的な被害を受けた奥松島地域において,平成28年度からの本格的な営農再開に向けて復旧した農地で塩害対策等の課題を抽出し,今後の基盤整備や栽培管理に反映させるため,平成26年度から試験ほ場を設置しており,平成27年度は洲崎地区において水稲乾田直播などの試験を行いました。
 平成26年10月に播種した大麦は,塩害などの生育不良は確認されず,順調な生育で地域の標準収量をあげることができました。また,水稲は当地区で震災前から取り組んでいた乾田直播を行い,生育量は地力不足によりやや少なかったものの塩害などの生育不良は確認されず,震災前と同等の収量が確保されました。平成28年度以降の本格的な営農再開にあたっては,堆肥等施用による土づくりや適切な肥培管理の徹底が必要と考えられました。
 一方,復旧1作目で大豆を試験しましたが,通常より1か月ほど遅い27年7月になってからの播種となり,塩害は確認されなかったものの,砂質土壌による作土の硬化や地力不足,根粒菌未着性などの要因で生育量が少なく,低収・小粒となりました。当初より塩害対策等のため復旧1作目は水稲作を基本としていますが,あらためてその確認をすることができました。
 報告会では,地元JA女性部の支援により試験ほ場で収穫した大麦を使った大麦うどんやごはん等の試食会も行われ,本格的に営農再開できる喜びをかみしめていました。
 普及センターでは関係機関と連携して復旧農地の栽培技術や担い手育成の支援を継続し,地域農業の復興に取り組んでいきます。

 <連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
  TEL:0225-95-1435  FAX:0225-95-2999


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JA古川米展示圃総合検討会が開催されました

2016年01月06日 16時43分11秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 JA古川では良食味・高品質米の生産を目指し,生産者,JA,資材メーカーが連携し,栽培試験ほを設置しています。12月17日に平成27年産米の試験成績を振り返るため,JA古川米展示圃総合検討会が開催されました。
 平成27年は春先から出穂までの高温・多照,少雨による水不足,出穂後の長雨,9月11日の「関東・東北豪雨」による一部ほ場の冠水など,水稲栽培にとって難しい気象条件となりました。特に,良食味を目指すため化学窒素成分量を制限し栽培する特別栽培米,「東北194号(愛称:ささ結)」は,生育期の高温・多照により,葉色低下,栄養不足の傾向が見られましたが,生産者の土づくり,肥培・栽培管理により低タンパクで良食味の1等米となり,ほぼ目標の収量が確保されました。
 今後も普及センターでは,JA古川の良食味・良品質米の生産へ向けた取り組みを支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター   先進技術班 
 TEL:0229-91-0726  FAX:0229-23-0910


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする