宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

りんごの長期貯蔵技術「スマートフレッシュ」の試験導入

2019年11月13日 15時16分05秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 10月31日に,登米市中田町のりんご生産者が,りんごの長期貯蔵技術「スマートフレッシュ」を試験的に導入しました。スマートフレッシュ(成分名:1-MCP)は,果実のエチレン受容を抑え成熟を抑えることにより,貯蔵期間を長くする技術で,宮城県農業・園芸総合研究所でもサワールージュ(県新品種)で試験を行っており,硬度の低下が抑制されることが報告されています。
 今回導入した生産者は,昨年度に先進的に取り組んでいる加美町のりんご生産者への視察を行い,今年試験的に導入してみました。
 メーカーの担当者から処理方法の指導をうけ,今回は「王林」や「シナノゴールド」等8品種を用いて24時間密閉処理し,その後は通常どおり貯蔵しました。
 処理1週間後,生産者からは油あがりに違いがみられるなど,スマートフレッシュ処理の効果を感じており,普及センターとしても,調査等行って部会全体にも情報提供し,技術導入の支援を行っていきます。



メーカーからの説明



<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522  

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集落ぐるみの鳥獣被害対策モデル事業を実施中

2019年11月12日 10時48分07秒 | 環境と調和した農業生産に取り組む経営体
 気仙沼市八瀬地区では,ニホンジカ等による農産物の被害が年々拡大しており,大きな問題となっています。そこで本年度,当地区を「集落ぐるみの鳥獣被害対策モデル事業」の対象として勉強会等を開催し,効果的な対策の実践を推進しています。
 令和元年10月31日(木)第1回目の勉強会を開催しました。地域住民31人の出席があり,講師に一般社団法人サスティナビリティセンターの相澤あゆみ氏を招き,鳥獣害対策の基本や電気柵の正しい設置方法のほか,地域全体での取組が効果を上げることなどについて講義を受け,参加者からは積極的な質問が出されました。
 今後,地域の現場を歩き,集落点検マップを作成して,対策の問題点等を洗い出し改善を図っていくこととしています。

<連絡先>
 宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0226-25-8068   FAX:0226-22-1606

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カーネーション天敵試験ほ現地検討会開催

2019年11月08日 09時37分58秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 令和元年10月25日にカーネーション天敵試験ほ現地検討会を開催しました。
検討会では,名取市内現地試験ほ2カ所を視察した後,農業・園芸総合研究所園芸環境部研究員によるカーネーションの害虫防除について講義を行いました。
 ハダニの天敵の導入試験を始めて3年目の今年は,定植後2週間以内という早めのミヤコカブリダニ放飼(ミヤコバンカー設置)によりハダニの発生を抑えることができ,導入した生産者からは「導入前はハダニの発生に苦慮していたが,精神的に楽になった」と好評価でした。今年はアザミウマの発生が多く,防除回数の削減にはなりませんでしたが,来年も継続して導入したいと話していました。カーネーションの害虫防除については今年問題となったアザミウマやオオタバコガの防除のポイントや物理的防除について説明があり,参加者した生産者は真剣に聞き入っていました。意見交換も活発に行われ,効率的な害虫防除による良品生産に意欲を示していました。
 今後は,防除回数の削減を図るため,ハダニの天敵の導入と,赤色ネットや青色粘着トラップの併用による防除について検討する予定です。

<連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター  先進技術班
 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

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令和元年産大豆刈取り・調製研修会開催

2019年11月07日 16時03分11秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
令和元年11月5日、JA新みやぎ志波姫支店大会議室を会場に「令和元年産大豆刈取り・調製研修会」(主催:JA新みやぎ栗っこ営農部米穀生産支援課)が、栗原市内の大豆生産者約30名が参加の下、開催されました。
当日は、当普及センターからの台風19号による冠水・浸水ほ場における収穫時の異物の混入・汚粒発生防止対策の他、JA全農みやぎから大豆の販売情勢について、栗原市農業政策課から台風19号に伴う経営所得安定対策等の取扱いについて情報提供があり、参加者は皆、注意深く耳を傾けていました。
幸いにも台風による被害は一部に止まった栗原地方の大豆は、これから、いよいよ収穫作業本番へと突入していく見込みです。


<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0228-22-9404     FAX:0228-22-6144

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登米市での先進農業体験学習終了式

2019年11月06日 17時23分22秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 9月9日から10月11日まで33日間の日程で,宮城県農業大学校の登米市での先進農業体験学習が行われ,無事終了式を迎えました。体験学習では,先進的な農業者の農業技術や農業経営のノウハウ,農家生活など,学校のカリキュラムでは習得できない項目を習得するもので,今年度は5名の学生が3経営体で研修を行いました。
 学生の感想は,「いろいろな栽培管理や農業体験をさせてもらった。」,「将来,就農する上でよい勉強になった。」,「これまで家の手伝いをして分かっていたつもりだったが実際は分かっていなかった。」等の意見があり,また,受入農家等からは「一ヶ月前の比べ大きく成長した。」と高評価をいただきました。
卒業後,就農に生かしていきたいという学生が多く,普及センターとしても継続して支援していきます。


<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522

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鬼首でそばの収穫体験が行われました!

2019年11月05日 08時55分19秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
 大崎市鳴子地域認定農業者連絡協議会では鳴子中学校1年生を対象に「農と食をつなげる食農講座」と題し,そばの生育観察・収穫・そば打ち体験を通じた地元農業の伝承と食育活動を続けています。
 今年度は10月28日に収穫体験を実施しました。当日は晴天で空気が澄み渡る中,鎌を使用してそばを刈取り,稲わらで束ね,棒掛けして乾燥させる工程を体験しました。参加した中学生達だけではなく関係機関一同汗を流し,昔の人達の大変さを身をもって知りました。
 また,体験後に高橋公会長より地域でのそば生産の歴史や現在の課題等もお話しいただき,地域農業の大切さを学ぶことができました。
 今回収穫したそばは11月19日のそば打ち体験で使用されます。
 普及センターでは今後も地域で開催される食育活動を支援します。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  先進技術班 
 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910


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