宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

米山イチゴ部会現地検討会及び天敵防除講習会の開催

2019年11月15日 16時13分10秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

  令和元年10月18日に登米市米山町内で,米山イチゴ部会現地検討会及び天敵防除講習会が開催され,JAみやぎ登米米山イチゴ部会員と関係機関等13人が参加しました。

  最初に台風19号や現在まで状況を確認するため,部会員のほ場を巡回しました。そこで,冠浸水したほ場における台風19号の被害対策や今後の管理について普及センターから指導を行いました。米山イチゴ部会は高設栽培が多いのですが,土耕栽培では冠水被害がありました。今後の病害防除や温湿度管理など,栽培管理のポイントを確認しました。

  天敵講習会では,ハダニ類の天敵を導入するまでの防除と天敵導入後の管理等について,農薬メーカーから指導がありました。今年も多くの部会員がミヤコカブリダニとチリカブリダニの導入を予定しています。

  11月下旬から新品種「にこにこベリー」や「もういっこ」等の収穫が始まるため,普及センターでは引き続き適切な生産管理を支援してまいります。

 

 <連絡先>
          宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
          〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
          電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522 


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せりの目揃え会が開催されました!

2019年11月15日 14時44分34秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 令和元年11月11日にJA新みやぎいわでやま地区本部主催のせり目揃え会が農事組合法人葛岡の選果場で開催され,生産者と市場関係者を含め15名が参加しました。

 岩出山地域のせりは昨年度から本格的な市場出荷を開始し今年で2年目となります。せりは労働作業のうち大部分を出荷調整作業が占めており,安定的にせりを出荷するためには出荷調整作業の効率化が重要になります。

 そこで,昨年度の出荷調整作業の振り返りのため,昨年度普及センターで調査した出荷調整作業の動線図,出荷調整にかかった時間及び専用ソフトを用いた作業姿勢の改善点について生産者に説明しました。さらに説明後にアンケート調査を行い,生産者自身がどの作業項目について問題意識を持っているのか確認しました。その結果,①洗浄作業,②選別作業,③作業姿勢について問題意識を持っていることが明らかとなり,本年度はこの3つの点について改善していくよう呼びかけました。生産者の方は説明後すぐに作業姿勢改善のため選別台の高さ調整を検討しており,作業改善に向けて意識が高まっているようでした。

 次に市場関係者の方からせりの選別と調整方法,出荷スケジュールについて説明がありました。また,今年は昨年度の経験を生かして施肥や病害虫防除等の栽培管理を徹底したこともあり,せりの品質について非常に高い評価をいただきました。

 普及センターでは今後もせりの安定生産,出荷に向けた支援を継続して行っていきます。

<連絡先>  宮城県大崎農業改良普及センター  先進技術班  

TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910

 

    

せり目揃え会の様子

選別台の高さ調整

作業姿勢改善例

 


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