気仙沼市の大唐桑栽培愛好会は,食用桑(品種:大唐桑)を地域おこしの資源として普及・拡大することを目的に発足し,今年で15年目を迎えましたが,このたび,15周年記念事業の参考にするため,11月17日に岩手県一関市大東町で行われた京津畑まつり「食の文化祭」を視察しました。
この祭りは,平成9年に京津畑自治会が,各家庭で作った「昔のおやつ」を体育館に持ち寄り,陳列・試食したイベントがきっかけで始まったもので,19回目となる今年も,地区の方々が作った郷土食や行事食,保存食,昔おやつなどが会場の体育館に所せましと並べられ,料理にまつわる思い出や作り方を紹介したカードが添えられていました。
また,会場では果報団子や甘酒などが来場者に振る舞われ,祭りの最後には出品された料理の大試食会が行われましたが,いずれも住民や地元の高校生の協力をいただきながら,スムーズに進行されていました。
今回の視察は,食関連イベントの企画や運営を行う上で参考になっただけでなく,「大唐桑」を使った商品開発のアイディアも得ることができ,大変有意義なものとなりました。
<連絡先>
宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班
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