宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

大唐桑栽培愛好会が「食の文化祭」を視察しました

2019年11月25日 14時46分32秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 気仙沼市の大唐桑栽培愛好会は,食用桑(品種:大唐桑)を地域おこしの資源として普及・拡大することを目的に発足し,今年で15年目を迎えましたが,このたび,15周年記念事業の参考にするため,11月17日に岩手県一関市大東町で行われた京津畑まつり「食の文化祭」を視察しました。  

 この祭りは,平成9年に京津畑自治会が,各家庭で作った「昔のおやつ」を体育館に持ち寄り,陳列・試食したイベントがきっかけで始まったもので,19回目となる今年も,地区の方々が作った郷土食や行事食,保存食,昔おやつなどが会場の体育館に所せましと並べられ,料理にまつわる思い出や作り方を紹介したカードが添えられていました。  

 また,会場では果報団子や甘酒などが来場者に振る舞われ,祭りの最後には出品された料理の大試食会が行われましたが,いずれも住民や地元の高校生の協力をいただきながら,スムーズに進行されていました。  

 今回の視察は,食関連イベントの企画や運営を行う上で参考になっただけでなく,「大唐桑」を使った商品開発のアイディアも得ることができ,大変有意義なものとなりました。

<連絡先>  

宮城県気仙沼農業改良普及センター      地域農業班  

TEL:0226-25-8068   FAX:0226-22-1606


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大崎市鳴子地域でそば打ち体験が行われました!

2019年11月21日 08時54分31秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 大崎市鳴子地域認定農業者連絡協議会では鳴子中学校1年生を対象に「農と食をつなげる食農講座」と題し,そばの生育観察・収穫・そば打ち体験を通じた地元農業の伝承と食育活動を続けています。3回目となる今回は中学生が10月に収穫したそばの実を使用し,11月19日にそば打ち体験が行われました。

 当日は鬼首そば生産組合及びおおさき楽友会等の多くの関係団体の協力のもと体験が行われ,参加した中学生は地元の職人から手ほどきを受け,切磋琢磨しながらそば打ちを行っていました。他にも鳴子ちゃんこ鍋やサラダ作り,プリンのデコレーションといったいずれも鳴子地域の食材を使用した料理を作りました。

 打ちたてのそばを食べたあと,高橋協議会会長より地域でのそば生産の歴史や現在の課題等を,普及センターより地産地消の大切さを説明しました。中学生達は地域の食と農業を守る強い意志に感銘を受けたようでした。  普及センターでは今後も地域で開催される食育活動を支援します。

  

<連絡先> 宮城県大崎農業改良普及センター  先進技術班

     TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910


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トウキ生産安定に向けて視察研修会開催

2019年11月20日 15時00分00秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

  令和元年11月6日,南三陸町入谷地区童子下集落における薬用作物(トウキ)の安定生産を目的に視察研修会を開催しました。  視察研修先は,農林水産省委託プロジェクト研究に参加し,東北地域におけるトウキの安定生産技術の開発を行っている山形県置賜総合支庁産 業経済部農業技術普及課産地研修室を選び,育苗や栽培管理についてのお話を伺いました。 研修では,木村秀一開発研究員から,積雪寒冷地での育苗技術の開発として,育苗期間やセルトレイ穴数違いによる苗の状態やその後生育状況,優良種子採取に向けた病害虫防除等などについて,くわしく教えていただきました。視察中は,参加者の関心の高さが感じられ,今後のトウキ栽培の参考となるものでした。  

<連絡先>  宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班  

                  TEL:0226-25-8068  FAX:0226-22-1606

 


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GAPに取り組む経営体の現場力向上支援を行っています

2019年11月19日 17時15分08秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 GAP(Good Agricultural Practice:農業生産工程管理)とは,農業において,食品安全や環境保全,労働安全等を目的として生産工程を管理する取り組みのことです。GAPに取り組むことで,生産性や効率性,経営意識等の向上につながる効果が期待されますが,作業に従事する人が農場の方針や問題点を共有し,取り組みに積極的に参画することが重要です。
 (株)未来彩園は,大衡村でトマトの養液栽培を行なっている農業生産法人で,平成30年にASIAGAP認証を取得しました。創業以来,安全・安心でおいしいトマトの安定生産に取り組んできましたが,GAP認証取得を契機として,パート社員も含めた全社員が自発的に職場の問題に気づき,改善しようとする組織風土づくりのための活動を開始しました。普及センターでは,今年度より,(株)未来彩園の全社員の意識改革に向けた取り組みについて支援を行い,経営改善モデル経営体の育成を図っています。
 具体的な取組内容として,9〜10月にかけて3回,改善活動のためのワークショップを全社員で行いました。また,ワークショップ開催前の8月には,ワークショップを行う意義を理解し意識醸成を図るための研修会を行いました。
 ワークショップは,(公財)みやぎ産業振興機構と連携し,HS経営コンサルティング株式会社の本田氏を講師に招き開催されました。話し合いは,実際の作業班ごとに分かれて「自分たちの仕事の工程」をテーマに行いました。まず,普段の作業内容の棚卸をし,その中で自分たちができていることの確認と共有を行い,問題点については,原因と合わせて解決策を検討しました。さらに,班ごとに今後の目標やビジョンを検討,策定しました。最後に,これまでに話し合ったまとめと班ごとの目標を全体に向けて発表することで,改善に向けた意識統一が図られました。話し合いを重ねることで,話し合うことの必要性を感じるきっかけにつながったようです。
 普及センターでは,話し合いが定着し,改善提案ができる経営体を目指し,今後も引き続き支援していきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374
FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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JA新みやぎ南三陸地区本部水稲講習会が開催されました

2019年11月18日 14時50分38秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 管内では稲刈りが終わり,来年の作付に向けた耕起作業が行われています。令和元年11月7日から11月12日にかけて,志津川,本吉,気仙沼の3地区において,JA新みやぎ南三陸地区本部水稲講習会が開催されました。

 講習会では,土づくりと肥料,雑草と病害虫をテーマに,普及センターや資材・農薬メーカーの担当者が説明を行いました。今年は,高温障害による品質低下がみられていることから,たい肥や土づくり肥料施用の必要性について,詳しく説明しました。

 出席した生産者は,「肥料や農薬のことがよくわかり勉強になった。来年もよいお米がとれるようにがんばりたい」と話していました。

 <連絡先>  宮城県気仙沼農業改良普及センター      先進技術班

  TEL:0226-25-8069  FAX:0226-22-1606


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JA新みやぎ栗っこいちご部会のいちごほ場巡回が開催されました

2019年11月18日 13時06分29秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 令和元年11月13日(水)に,JA新みやぎ栗っこいちご部会によるいちごほ場巡回が開催されました。今回の巡回では,生産者7名,JA新みやぎ栗っこ職員,農業・園芸総合研究所職員と一緒に各生産者のほ場を巡回しました。各ほ場では,いちごの生育状況と定植後の管理を確認し,生産者相互に意見交換するとともに,今後の栽培管理と病害虫防除のポイントについて,農園研と普及センターから説明を行いました。
 各ほ場ではいちごの開花期を迎えていますが,ほ場によりいちごの生育に差があるため,ほ場ごとに温度管理や電照方法,病害虫防除について検討が行われました。また,普及センターからは施設園芸省エネルギー生産管理チェックシートとマニュアルを配布して説明し,暖房コストの低減を指導しました。
 今回のほ場巡回では,いちご栽培管理技術を習得するとともに,各生産者のいちご生育状況を確認することで刺激を受け,今後の栽培管理への意識が高まりました。これから始まるいちご収穫に向け,栽培管理の徹底といちごの安定生産が期待されます。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0228-22-9404  FAX:0228-22-6144


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米山イチゴ部会現地検討会及び天敵防除講習会の開催

2019年11月15日 16時13分10秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

  令和元年10月18日に登米市米山町内で,米山イチゴ部会現地検討会及び天敵防除講習会が開催され,JAみやぎ登米米山イチゴ部会員と関係機関等13人が参加しました。

  最初に台風19号や現在まで状況を確認するため,部会員のほ場を巡回しました。そこで,冠浸水したほ場における台風19号の被害対策や今後の管理について普及センターから指導を行いました。米山イチゴ部会は高設栽培が多いのですが,土耕栽培では冠水被害がありました。今後の病害防除や温湿度管理など,栽培管理のポイントを確認しました。

  天敵講習会では,ハダニ類の天敵を導入するまでの防除と天敵導入後の管理等について,農薬メーカーから指導がありました。今年も多くの部会員がミヤコカブリダニとチリカブリダニの導入を予定しています。

  11月下旬から新品種「にこにこベリー」や「もういっこ」等の収穫が始まるため,普及センターでは引き続き適切な生産管理を支援してまいります。

 

 <連絡先>
          宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
          〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
          電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522 


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せりの目揃え会が開催されました!

2019年11月15日 14時44分34秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 令和元年11月11日にJA新みやぎいわでやま地区本部主催のせり目揃え会が農事組合法人葛岡の選果場で開催され,生産者と市場関係者を含め15名が参加しました。

 岩出山地域のせりは昨年度から本格的な市場出荷を開始し今年で2年目となります。せりは労働作業のうち大部分を出荷調整作業が占めており,安定的にせりを出荷するためには出荷調整作業の効率化が重要になります。

 そこで,昨年度の出荷調整作業の振り返りのため,昨年度普及センターで調査した出荷調整作業の動線図,出荷調整にかかった時間及び専用ソフトを用いた作業姿勢の改善点について生産者に説明しました。さらに説明後にアンケート調査を行い,生産者自身がどの作業項目について問題意識を持っているのか確認しました。その結果,①洗浄作業,②選別作業,③作業姿勢について問題意識を持っていることが明らかとなり,本年度はこの3つの点について改善していくよう呼びかけました。生産者の方は説明後すぐに作業姿勢改善のため選別台の高さ調整を検討しており,作業改善に向けて意識が高まっているようでした。

 次に市場関係者の方からせりの選別と調整方法,出荷スケジュールについて説明がありました。また,今年は昨年度の経験を生かして施肥や病害虫防除等の栽培管理を徹底したこともあり,せりの品質について非常に高い評価をいただきました。

 普及センターでは今後もせりの安定生産,出荷に向けた支援を継続して行っていきます。

<連絡先>  宮城県大崎農業改良普及センター  先進技術班  

TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910

 

    

せり目揃え会の様子

選別台の高さ調整

作業姿勢改善例

 


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大崎市岩出山地域で大豆刈り取り適期判定会を開催

2019年11月14日 11時33分14秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 令和元年11月5日にJA新みやぎいわでやま地区本部主催により「令和元年産大豆刈り取り適期判定会」が開催されました。
 判定会には生産者7名が参加し,大崎農業改良普及センター職員より実際に大豆を見ながら刈り取り適期の見分け方,コンバイン収穫時の留意点について説明しました。
 参加した生産者からは「改めて大豆の刈り取り適期を学ぶことができた」との意見があり,また生産者同士で意見交換をする良い機会となりました。
 今後も大崎農業改良普及センターでは岩出山地域の大豆振興を支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  先進技術班
 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910


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登米農業改良普及センターで「パソコン簿記集合研修会」を開催!

2019年11月13日 15時25分52秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 令和元年11月1日に,「パソコン簿記集合研修会」を開催しました。今回は,7月から4回開催した「新規就農者向け簿記研修会」のステップアップとして位置づけ,新規就農者等7人が参加しました。
 研修会では,登米農業改良普及センター職員が講師となり,農業簿記ソフトの使用方法について,画面の見方や設定,登録方法等を,デモデータを使いながら講習しました。また,実際に演習データで数種類の事例の仕訳(簡易振替伝票,振替伝票)を行う仕訳入力演習も行いました。
 参加者の中には,初めてソフトに触れる方もおり,最初は慣れない操作に苦労していましたが,演習を繰り返すうちに少しずつ慣れ,仕訳入力もできるようになりました。
12月以降も個別指導会等を継続し,新規就農者等の経営管理支援を行っていきます。


<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522 

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