宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

今年の小麦はいつ刈る!?~現地検討会が開催されました。

2023年06月26日 11時28分39秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援
美里管内は県内で最も小麦の作付けの多い地域です。適期の短い小麦の刈り取り時期判定、刈り取り順の調整のため、6月12日~16日にかけて管内各地でJA新みやぎによる現地検討会が開催されました。
 今年は春先の高温を受けて出穂がかなり早まり、刈り取りも例年になく早まる可能性があるため、適期はいつになるかと多くの生産者が集まりました。しかし、講習会当日は、梅雨入りしてからの雨続きで刈り取り適期の目安となる粒の水分が測定できず、ほ場の様子や粒の色、事前に測定した穂水分をもとに、生産者も普及センター職員も頭を悩ませながらの適期判定となりました。生育はおおむね順調で、穂数も十分あり、高収量が見込めるほ場が多いようでした。
管内では、梅雨の合間の晴れ空のもと、19日ごろから刈り取りが始まっています。さて、今年の出来はどうでしょうか。

<問合せ先>
  美里農業改良普及センター  先進技術班 TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225

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美里町に県内最大級のトマト栽培施設が整備されます

2023年06月26日 08時59分32秒 | ④園芸産地の育成・強化支援
 石巻市でトマトやパプリカを生産する(株)デ・リーフデ北上のグループ企業として、令和4年12月に設立された(株)デ・リーフデ美里(以下、DL美里)は、令和5年6月21日に美里町と立地協定を締結しました。
 DL美里は、美里町内の遊休ハウスを活用して、県内最大級となる約2ヘクタールのトマト栽培施設を整備し、令和6年から大玉トマトの周年栽培を行う計画です。宮城県の比較的冷涼な気候を活かし、トマトの価格が上昇する9~10月にも安定出荷する「夏越し栽培」を行うことで、宮城県産トマトの産地化に貢献することが期待されます。
 普及センターでは今後とも、関係機関と連携した園芸産地の育成支援を行っていきます。



<連絡先>
 美里農業改良普及センター 地域農業班 TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225

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まもなく小麦の収穫期を迎えます。

2023年06月23日 08時42分10秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援
 大崎普及センター管内では、大崎市古川で「シラネコムギ」の栽培が行われており、令和5年産は、約50ha(採種ほ場を含む)で作付けされています。令和5年産の「シラネコムギ」は、昨年10月下旬に播種が行われ、高温の期間が長く続いたことから、過去10年で最も生育が進んでいます。
 令和5年6月16日(金)には、JA古川主催の刈取り適期判定会が、例年より約1週間早く開催されました。判定会では、各生産者のほ場を巡回し、生育状況を確認しながら、収穫の適期について検討を行いました。生育が進んでいるほ場では、成熟期に達しており、収穫適期は6月20日頃になると判定しました。小麦の刈り遅れは、発芽粒や赤かび病の発生を助長し、品質の低下を招きます。このため、梅雨時期の少ない晴れ間を利用し、効率的に作業が行えるように準備を進めてほしいと呼びかけました。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0229-91-0726  FAX:0229-23-0910

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大郷町に大型発芽野菜生産施設が完成

2023年06月21日 14時51分29秒 | ④園芸産地の育成・強化支援
(株)村上農園(本社:広島市)は、令和5年6月16日(金)に大郷町において、新しい発芽野菜の大型生産施設「宮城大郷生産センター」(以下「生産センター」という。)の竣工式を執り行いました。
 生産センターは、(株)村上農園にとって東北初の生産拠点であり、首都圏や東北の消費者に向けて、スプラウトや豆苗などの発芽野菜を生産する計画です。
 生産センターの建設中には、令和元年東日本台風と令和4年7月15日からの大雨により、2度にわたる浸水被害を受けるなど多くの困難に直面しましたが、ピンチをチャンスに変えるという(株)村上農園の社風がいかされ、今回の竣工式に漕ぎつけられました。
 社長の村上清貴氏は、「雇用を創出して大郷町の経済発展に貢献するとともに、この地で、第2、第3の生産施設を建設するため、社員一同頑張りたい。」と述べられ、本県の園芸産出額の拡大に大きく貢献することが期待されています。普及センターでは市町村や関係機関と連携しながら、企業等の農業参入を支援していきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320
FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp

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第2回水稲乾田直播栽培勉強会を開催しました

2023年06月21日 09時58分13秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化
 仙台農業改良普及センターでは、今年度も水稲乾田直播栽培勉強会を開催し、乾田直播栽培技術を導入し水稲の収量向上を目指す生産者を重点的に支援することとしています。5月30日に仙台市若林区において、「苗立ち/雑草防除/水管理」をテーマに今年度2回目の勉強会を開催しました。参加者は地元農業者や農協職員など10名でした。
 普及センターから雑草防除や水管理等について説明をした後、ほ場3か所で現地検討を行いました。今年は各ほ場の苗立本数や苗立率の調査も普及センターで行っており、耕種概要とそれらの数値を比較しつつ意見交換を行いました。また、雑草防除の回数を減らす方法やイネ出芽後の入水のタイミング等についても、参加者同士で熱心に意見交換が交わされました。
 普及センターでは、今後も水稲乾田直播栽培の技術定着を支援してまいります。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410
FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp

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令和5年産麦類の適期刈取りについて検討を行いました

2023年06月21日 08時49分43秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化
 令和5年5月16日にJA仙台主催の「令和5年度第1回JA仙台麦生産部会協議会」、19日にJA新みやぎあさひな統括営農センター主催の「令和5年産麦の現地検討会」が開催され、あわせて8法人の代表者の出席がありました。
 これらの会の中で、普及センターから令和5年産麦類の生育状況や刈取り適期について解説し、JAからは今年の刈取り適期に基づいた荷受け計画について説明がありました。今作の管内の麦類の生育は例年にくらべると前年より10日前後早く進んでおり、刈取り適期も早まる見込みです。生産者も今作の麦の出来に手ごたえを感じており、刈遅れにならないように各法人内で打合せをし、刈取り計画を今後策定すると話していました。
 普及センターでは、今後もJAと連携して麦類の生産性向上を支援していきます。


〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410
FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp

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女性農業者組織「ベジ☆hope」定例会を開催しました!

2023年06月21日 08時49分43秒 | ②新たな担い手の確保・育成
                           昨年行われた料理講習会の様子 


 石巻地域の女性農業者で組織される「ベジ☆hope」の総会が6月6日に開催されました。
「ベジ☆hope」は、平成24年度に石巻農業改良普及センターのプロジェクト課題で設立した、石巻地域の若手女性農業者で構成される組織です。自発的な会の運営を目指して、会員の希望する視察や研修会を会員自ら企画し、自らの資質向上と他の農業者と交流を図っています。
 当日の集まりでは、昨年の活動実績を踏まえ、本年度の具体的な活動計画を協議しました。 昨年度は料理講習会や、普及センター職員が講師となった水稲栽培に関する勉強会を行いましたが、本年度はコロナが5類感染症に移行したことから積極的に外に出ようと、視察研修会や石巻地区生活研究グループとの料理技術交換会等を計画しており、他の農業者との交流を楽しみに活動していきます。



とってもおいしそう!!

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター 
 地域農業班
 TEL0225-95-7612 FAX0225-95-2999


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ミヤギテレビ「OH!バンデス」にて栗っこズッキーニが生放送で紹介されました!

2023年06月21日 08時43分22秒 | ④園芸産地の育成・強化支援
 令和5年6月12日(月),ミヤギテレビ「OH!バンデス」のバンデス中継にて、栗っこズッキーニが生放送で紹介されました。今回の生放送では、栗っこズッキーニ部会の佐藤和好部会長のほ場を会場に、16時放送と17時放送の2回に分けて、計12分ほど放送されました。
 16時からの生放送は、Z-1プロジェクトの概要やズッキーニの栽培状況、立体栽培の取り組み等の内容となりました。普及センターからは、Z-1プロジェクトにおいて、関係機関一体となって販売金額1億円を目指していることを説明しました。また、佐藤部会長からは、立体栽培により収量向上に取り組んでいることを解説いただきました。
 17時からの生放送は、栗っこズッキーニを使用したレシピの紹介等の内容となりました。実際に生産者の家庭で食べられている料理を準備いただき、作り方などを簡単にご紹介いただきました。普及センターでは、昨年度Instagramに投稿いただいた栗っこズッキーニを使用したレシピについて4品紹介し、消費拡大に向けてPRを行いました。
 ミヤギテレビ様の事前の入念な打ち合わせや当日の柔軟な対応に加え、撮影に係わった全スタッフ一丸となり生中継は無事に成功を収めることができました。栗原農業改良普及センターでは、引き続き栽培技術指導及び消費拡大に向けたPR活動を行っていきます。



<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班   
TEL:0228-22-9404       FAX:0228-22-6144

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やまもとファームみらい野でさつまいも栽培講習会が開催されました

2023年06月20日 17時57分13秒 | ④園芸産地の育成・強化支援
 令和5年5月24日に山元町の株式会社やまもとファームみらい野を会場に、県園芸推進課が主催するさつまいも栽培講習会が行われ、亘理管内を始めとする県内のさつまいも生産者、関係団体、関係普及センター等47人が参加しました。
 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構九州沖縄農業研究センターの研究員が講師となり、育苗の基礎技術、土壌病害であるサツマイモ基腐病の対策、さつまいもの適切な取り扱い方法、キュアリング技術について講習を行いました。
 サツマイモ基腐病の感染等の影響で全国的に作付面積が減少しているため、産地が西日本から東日本に移行してきており、東北地方では増加しています。
 普及センターでは、独自で作成したさつまいも栽培マニュアルを活用する等、今後も生産者、関係機関と連携し、安定した生産体制の確立に向けて支援してまいります。

<連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

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いちじく芽かき講習会が開催されました

2023年06月20日 08時45分11秒 | ④園芸産地の育成・強化支援
 JAみやぎ仙南蔵王地区いちじく部会では、生産振興に向け、生育ステージごとに講習会等を開いており、今回は令和5年5月23日に現地ほ場で芽かきについての実習を行いました。
 蔵王町は古くからのいちじく産地で、長年の栽培経験を持つ人が多い部会ですが、栽培経験が少ない人もいます。講習会では初心者からベテランまでの栽培者が集まり、普及センターからの説明と実技を見た後、参加者相互で検討しながら実際に芽かき作業を行いました。
今後も部会では講習会等を計画しており、普及センターではJA等と連携して、継続的な支援に取組んでいきます。


〈連絡先〉大河原農業改良普及センター
     TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138

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