宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

JAみやぎ登米の研修会で「グリーンな栽培体系」の実績を説明しました

2024年02月09日 12時58分07秒 | ⑧環境に配慮した持続可能な農業生産

 去る令和6年2月5日、JAみやぎ登米主催の「農地集積担い手連絡協議会研修会」が開催され、生産者、関係機関合わせて約90名が出席しました。

 始めに、農地の集積に対応する技術として、東北農研センター古畑氏から水稲乾田直播栽培について講演がありました。

 普及センターからは、「みどりの食料システム戦略」に対応し、プロジェクト課題で取り組んでいる「グリーンな栽培体系」について紹介しました。今年度は、非プラスチックコーティング肥料を用い、慣行より窒素を減肥した展示ほ5か所を設置、調査を行った結果、収量、品質は慣行の環境保全米と同等で、10aあたりの肥料費については、一部の展示ほを除き、慣行と同等~やや下回る結果であったことを紹介しました。

 「グリーンな栽培体系」については、初めて取り組みを知った生産者も多いようでしたが、今回の研修で一定の周知ができたのではないかと感じました。

 普及センターでは、今後もグリーンな栽培体系の検証及び情報の発信を行ってまいります。

 研修会の様子

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522

 


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JA新みやぎ仙台小ねぎ部会土壌診断研修会が開催されました

2024年02月09日 11時48分21秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 JA新みやぎみどりの管内の涌谷町は東北最大級の小ネギ産地であり、生産された小ねぎは「仙台小ねぎ」として全国に流通しています。

 JA新みやぎ仙台小ねぎ部会の定例の土壌診断研修会が1月30日(火)に開催されました。

 普及センター職員が講師となり、11~12月に実施した土壌診断の各項目において、小ねぎ部会全体の傾向や課題について説明しました。各部会員の土壌診断結果についても個別に解説を行い、pHの補正や今後の施肥方法などの改善策を提案しました。

 全体ではリン酸や残存窒素が多めの傾向があり、窒素単肥など土壌診断に基づいた施肥の取組により改善傾向にあるため、今後も継続していくように呼びかけました。

 また、小ねぎ部会土壌対策班が実施した、太陽熱土壌消毒と緑肥による生育改善の試験について、それぞれの効果や今後の課題について説明しました。

 生産者からは、堆肥等の有機物施用や緑肥の効果について活発に質問が出され、土づくりへの意識の高さがうかがえました。

  普及センターでは、引き続き持続性の高い小ねぎ生産に向けて土づくり等の支援を行っていきます。

研修会の様子

 

<問合せ先>

  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225


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農業現場の声を集約する「農業者等との意見交換会」が実施されました

2024年02月08日 11時38分45秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 登米市農業委員会では、地域農業者の現場の声を集約して農業委員会の事務に活かすほか、国への提言や市政への反映に向けて、1月17日に「農業者等との意見交換会」を実施しました。

 当日は、市内の中堅・若手農業者8人が、農業委員会の農政委員会7人と意見交換を行いました。普及センターを含む関係機関は、各専門分野に関する助言を行うことで意見交換が円滑に進行するよう支援しました。

 当日は、農地の集約化促進や鳥獣被害対策、担い手不足対策など、広範な課題について検討が行われ、それぞれの課題解決に向けた情報共有が進みました。

 普及センターでは、これからも地域農業の課題解決や将来ビジョンの共有が促進されるよう継続して支援してまいります。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522


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登米市地域計画に係る第2回「協議の場」が実施されました。

2024年02月08日 08時43分37秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 登米市では地域農業の未来設計図となる「地域計画」について、市内9地区で策定することとしています。

 農業者からの意見を反映した計画とするため、今年度、地区ごとに2回「協議の場」を実施することとしており、第2回を1月16日~26日にかけて、開催しました。

 第1回では広く参加者を募って地域農業の課題とその解決策を検討しましたが、第2回では、1回目の参加者に土地利用型の大規模農家を加える形で参集し、10年後の効率的な耕作に向けた目標地図の原案を作成しました。

 普及センターは、今回もサブファシリテーターとして、進行や目標地図の原案作成を支援しました。

 登米市では、今年度内に「地域計画」の素案を作成し、来年度、第3回の「協議の場」で、素案に対して広く意見を伺う予定としております。

 普及センターでは、策定される「地域計画」が、地域の意見を反映し、有効な計画となるよう引き続き支援してまいります。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522


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令和5年度仙台地域農業普及活動検討会を開催しました

2024年02月07日 14時09分53秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 

 令和6年2月2日、第2回仙台地域農業普及活動検討会を開催しました。普及活動検討会は、普及センターの活動が農業者や地域住民に理解され、効率的で効果の上がる活動となるよう、外部の検討委員に御意見を頂くものです。

 検討会では、「仙台の農業法人営農支援」、「法人によるえだまめ栽培の定着」、「利府梨の産地活性化」、「水稲乾田直播栽培による省力化」の4つのプロジェクト課題の活動について検討しました。

 検討委員からは、「若い担い手が法人に入り定着するには、法人がこの先どの様にしていくかなど中長期計画を社員に見せることが重要」。「大規模法人が水稲と労働競合しないよう枝豆に取り組み、大豆以外の収益の可能性を見出すことや新しいことに意欲的な人が集まり、会員どおしの交流ができたことが大きな成果」。また、「普及センターが率先して今、動かないと産地がなくなってしまうという思いは、まさに今後の農業の課題そのものであり、農業関係者が今動かないといけない大事なメッセージと受け取りました」など、評価を頂きました。

 普及センターでは、委員の方々から頂いた評価や御意見等を肝に銘じ、より良い普及活動を実施してまいります。 

 

〈連絡先〉

宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班

〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号

TEL:022-275-8320

FAX:022-275-0296

E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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令和5年度子実用とうもろこし生産拡大に向けた成績検討会が開催されました

2024年02月06日 16時54分24秒 | ⑥時代のニーズに対応した農畜産物の安定供給

 令和6年1月19日(金)に、涌谷地域農業再生協議会主催で子実用とうもろこし生産拡大に向けた成績検討会が開催されました。

 はじめに、農研機構東北農業研究センター 篠遠氏から東北地域における子実用とうもろこしの研究状況について報告がありました。また、最近の飼料価格高騰の影響で作付面積が増加傾向にあることや、基本的な栽培技術のほか、今後の課題として通年供給を目指した大規模産地化や乾燥調製・貯蔵・流通体系の仕組みづくりについて講演いただきました。

 次に、畜産試験場草地飼料部 杉本研究員から「涌谷町内の栽培実績―アワノメイガ対策と湿害対策―」と題して、今年度実施された殺虫剤散布試験と湿害対策試験について報告がありました。殺虫剤散布に係るアワノメイガ対策については、食害や赤かびの低減、収量の増加といった効果が期待されるとのことでした。

 そのほか、大分県における子実トウモロコシに関する研究事例紹介(講師:独立行政法人国立高等専門学校機構大分工業高等専門学校 森田氏)、種苗会社(サナテックシード株式会社)及び飼料・食品会社(伊藤忠飼料株式会社)からの情報提供があり、充実した検討会となりました。

 涌谷地域では令和4年度から子実用とうもろこしの生産が始まり、令和5年には約50haまで作付が拡大しています。

 普及センターでは今後も水田フル活用に向けた取り組みを支援していきます。

 

 

<問合せ先>

  美里農業改良普及センター  地域農業班    TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225


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登米市農業士会視察研修会が開催されました

2024年02月06日 15時30分08秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 令和6年1月18日~19日に登米市農業士会の視察研修会が行われ、5人の農業士が参加しました。

 視察先として花巻市農林部農政課地域農業推進室と有限会社盛川農場(岩手県花巻市)の2か所を訪問し、花巻市が整備したRTK-GPS基地局を活用した自動操舵システムやドローンなどによるスマート農業の状況についてお話を伺いました。

 まず、18日に訪れた花巻市農林部農政課地域農業推進室では、RTK-GPS基地局設置の経緯や市のスマート農業に関する施策と推進状況について担当者から説明をいただきました。

 19日には有限会社盛川農場を視察し、代表取締役の盛川氏より自社の経営内容やRTK-GPS基地局を活用したスマート農業の取り組みについて詳しく説明をいただきました。さらに、大型トラクターや子実用トウモロコシの収穫機、乾燥調製施設も見学しました。

 参加者からは、国内でもいち早く市を挙げてスマート農業のインフラ整備に取り組んだ花巻市における取組や農業関係機関の連携体制などについて活発に質疑が行われました。

 普及センターでは、農業士のスキルアップにつながる活動を今後も支援していきます。

 花巻市農林部農政課地域農業推進室での研修

 有限会社盛川農場での視察

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522  


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「デリシャストマト紅白ゼリーセット」が「おいしい山形・食材王国みやぎ新商品アワード2023」を受賞

2024年02月06日 11時34分26秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 宮城県では、山形県、七十七銀行、山形銀行及びやまがた食産業クラスター協議会と共同で、「おいしい山形・食材王国みやぎ新商品アワード」という表彰制度を令和3年度に創設し、バイヤー投票等により受賞商品を選定しています。

 今回、大崎市鹿島台でトマトを生産する農業法人「デリシャスファーム株式会社」の「デリシャストマト 紅白ゼリーセット」が受賞商品に選ばれ、令和6年1月30日に宮城県庁で表彰盾の贈呈式が行われました。

 同法人では、フルーツのように甘く酸味とのバランスの良いデリシャストマト(品種:「玉光デリシャス」)を生産しており、自社の直売所やレストランで、トマトを使った様々な加工品等を販売しています。

 今回受賞された紅白ゼリーは、デリシャストマトの果肉感が特徴的な「丸しぼりゼリー」と、時間をかけて丁寧に旨味エキスを抽出した「露しずくゼリー」の2種類がセットになっており、それぞれで違った風味や食感が楽しめる商品です。

 また、ゼリーには規格外のデリシャストマトを活用しており、SDGs(持続可能な開発目標)に向けた取組が高く評価されました。

 この度の受賞、誠におめでとうございます。紅白ゼリーセットは、同法人の直売所などで販売中です。ぜひ、ご賞味ください!

   

<問合せ先> 美里農業改良普及センター 先進技術班   TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225


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りんごのせん定研修会を開催しました!

2024年02月06日 11時02分14秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

令和6年1月31日(水)に「りんごせん定研修会」を白石市内のりんご生産者の園地を会場に、JRフルーツパーク仙台あらはま 観光農業部専門監 菊地秀喜氏を講師に迎え、開催しました。

この研修会は、当普及センターが取り組んでいるプロジェクト課題「果樹産地の維持・発展に向けた若手果樹生産者を中心としたネットワーク構築」の活動の一環として開催しました。

 若手果樹生産者を対象としているため、講師からは実演を通したせん定の講義だけでなく、樹勢の判断や枝の配置等、せん定の基礎知識に関する講義もありました。

 わい性台木の樹形や各台木の特徴など、日頃聞く機会が少ない話題も多く、参加者と講師の間で活発な質疑応答が行われていました。

研修会中、参加者は栽培技術・知識を深めるとともに、参加者同士の交流も行われ、お互いに意見を言いながらせん定する場面も見られました。

 普及センターでは、果樹産地の維持・発展に向け、引き続き若手果樹生産者への支援を続けてまいります。

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 地域農業第一班

     TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138


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黒川地域で地域計画策定のための意見交換会が開催されました

2024年02月06日 08時55分08秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 

 令和6年1月30日(火)に大和町において、黒川地域の農業委員及び農地利用最適化推進委員60名と各市町村担当者を対象として「地域計画策定」に向けた研修会が開催されました。 

 その後、市町村等の関係者による、地域計画策定推進に向けた意見交換会を開催しました。現在の進捗状況や課題について市町村担当者から報告が行われ、その後、活発な意見交換が行われました。

 また、県農政部農業振興課や宮城県農業会議の担当者から、協議の場における参加者の実例や説明用資料の紹介、農業委員会サポートシステムの活用方法など、日頃の計画策定の中で疑問に思う点を解消し、先行事例について情報共有することで、今後開催する協議の場などをより円滑に進める上で大変有意義な情報交換となりました。

 普及センターでは、今後も地域計画の策定を継続的に支援してまいります。

 

〈連絡先〉

宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班

〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号

TEL:022-275-8320

FAX:022-275-0296

E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp

 


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