昨日の出走が遅くなったのは、こいつのせい。チタン製のミノウラのボトルケージ、シンプルなデザインで軽量だが強度があるので愛用していた。所が、溶接部の止端からクラックが入り、完全に割れてしまった。典型的な疲労破壊だ。
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TIG溶接機は持っていないのは当然のこととして、持っていたとしてもチタンは難溶接性で有名。どうやって修理しよう?
針金フレームを元の位置に戻し、万力で固定、フレームと台座を貫くΦ2mmの穴を開け、細いビスで固定する。
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これだけでは強度が足りないので、さらに穴を開け、極細の針金でフレームと台座を縫い合わせる。
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そして、私の秘密兵器登場。ダイソーの100円UVレジンとUVライト。割れた部分とネジ、針金の上に1mm厚程度レジンを塗り、UVライトで紫外線硬化レジンを軽く固める。表面がレジンで覆われることにより接合強度は格段に上がる。
レジンが半分硬化して垂れなくなったら、直射日光の下に半日さらし、完全硬化させる。
物をよく見ると他の溶接部分も溶接止端から疲労破壊クラックが進展し始めているので、この四ヶ所にもUVレジンで固め、振動しないようにする。
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で、再度自転車にボトルケージを取り付ける、これも軽量故使っている、テニスボールアルミ缶転用のツール缶もスムーズに入いる。
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重量増加はたぶん1g程度、修理の跡は殆ど解からず、完全に復旧できた。