久しぶりに自転車に乗ろうと準備していたら、トボトボと名古屋方面に向かう青年あり。ああ、中山道歩きの外国人だと見送る。青年、工事中の人に近所に電話は無いかと聞いている。公衆電話なら駅前にあるよと言われるも、それではダメらしい。暇に任せて出しゃばって話に加わると、駅前の電話は故障だと言いおる。なら我が家の電話でと、、、、番号を見ると、+81-3-XXX-YYYYでその番号を公衆電話で掛けたらしい。日本では国番号を除いて、0をつけないと掛からないよとアドバイスするも、駅まで行くのは面倒なので、我が家の電話で東京の電話番号へ電話させると、電話先は日本語しか話さない。代わりに私が、宿を予約したルークと言う青年が洗馬駅前でピックアップを待っていると話すも、洗馬駅?どこ?、、、、と日本語でも話が通じない。転送電話の電話番号と思ったのだが、実はは東京事務所のもので、宿のものではないことが判明。宿の電話番号を聞いて、数回電話するも応答なし。ダメダコリャ。
彼の宿は2年ほど前開業した、イタリア人の経営する限界集落、小曽部にある古民家ホテル。一泊数万円の高級ホテルだ。距離にして数キロなので、宿までお送りすることにした。車中の会話:どこから来たの?→ロンドン。日本は?→奈良、京都から中山道をぶらぶら2週間。ラテラに泊まるなんてリッチだねぇ!→それほど高いと思わない、ウエブで調べたら、英語がしっかりしていて、よさげだったので。途中、せっかくだから光輪寺により、朽ちかけた本堂を見せて、同じ数百年たったお寺でも奈良、京都との違いを説明。宿のラテラに送り届けた。
宿ではまだレジスタレーションが始まっておらず、先客2人あり。どこから来たの?→サンディエゴ。日本は?→新宿から奈良井宿へ。昨日はByakuナライに泊まり、今日はラテラとのこと。新宿と小曽部ではすごい落差だね。しかもこんな信州の田舎のどこが良いの?→自然かなぁ。奈良井と言い、小曽部と言い、両方とも一泊数万円、やはり日本円が150円で、デフレだった日本の値段、外国人には安く感じるのだろうか。
昔LAに住んでた、、、と話していたら、御両人ともUCLAの10年先輩であること判明。こんな山奥の限界集落のホテルに米国人や英国人がジャンジャンやって来るなんて、世の中変わった!
受付も始まったようなので、サヨナラしてきたが、早いとこ円高になって、私もきらくに国外に遊びに行きたいものだ。