先週も出かけた松本と長野の間にある低山帯の築北地区。この辺りは低い山に遮られて集落が広がっており、それらを繋ぐ無数の峠がある。雪が降る前にまだ訪問してない青木峠を目指す。
松本平を抜けて山を越えた最初の宿場、刈谷原宿。旧道の善光寺街道に入り込んでみたが、昔の面影を残す家は少ない。
四賀の谷を青木峠/上田方面に登る。高度を稼ぐと、松本からもおなじみの常念岳、燕岳が四賀の谷の向こうに広がる。
前回登った10%越えの風越峠と異なり、10%以下の坂をゆるゆると登っていく。山の只中で突然の交通信号。会吉トンネルだ。
一度下って、再度高度を稼いでいく。青木峠の明通トンネルに達する。
ここを下れば、青木村から上田に至る。但し、下ったら、上田から100km以上走らねば松本に帰れず大変な思いをすることになる。東信の穏やかな山脈を眺めて、引き返す。
東条ダム湖畔の陽だまりでコンビニランチを頂く。気温は10℃くらいだが、風が無く、陽だまりの中、枯葉の上で気持ちの良い時をすごす。
東条の山間に入ると日が翳り寒い。谷の向こうに蓮華岳。
西条の町を駆け抜け、国道19号に出る為、坂北から差切峡へ下る。
麻績川が削り取った渓谷を気持ちよく走っていたら、突然の全面交通止めのお知らせと警備員。おいおい、ここから150mの標高差を登り直し、別の道を行けですって?警備員はこの先、道路をクレーン車が塞いでいるので、通れないの冷たいお言葉に押し問答。
そこに、天の助け、郵便配達の赤いバイクが登ってきた。バイクが通れるなら、自転車もOKだろうと、強引に通り抜ける。
登って来る側には、しっかりした回り道のご案内。しかし、車ならどうと言う事ないかもしれないが、自転車には上り下りの激しい、すごい周り道。郵便局員のおかげで、ここを何とか通れたのは助かった。
山清路では日が翳り、冷たい風もでてきたので、先を急ぐ。
交通の激しい、あまり走りたくない国道19号を淡々と漕いで、生坂村で軽量化、その先のバス停でアンパン休憩。
その後も淡々と漕いで、松本到着。女鳥羽川の向こうに旧松本市役所を見て、今日のライドは終わり。
走ったのはこんなコース82km。