経営コンサルタント日野眞明のmoreな「ひとりごと」

「商売繁盛」「ビジネス(創業、起業、経営革新)」など更新中!(2022年5月引越)

答えを求めるな!

2007-08-14 07:39:48 | ひとりごと
かつての創業塾でこんな場面がありました。

8年前のことですが1日6時間のセミナーを5日間続ける合計30時間のカリキュラム。この枠組みそのものは今でもほとんど変わっていない。

もっとも、その中身はかなりのバージョンアップをしてきていて最近ではmoreメソッドの炸裂で受講生の皆さんの認識やレベルもかなり上がってきています。
(一昨年ぐらいからmoreメソッドを経験して自分をぐーーーと見つめなおせば直した人ほど涙ぐむ人が出没しています(^_^;)

30時間の講座を真剣受講していただきプレゼンテーションもしていただき(当時は受講生が70名ぐらいの時もあったので数名のみのプレゼン)最後の最後の「質問」タイムでした。

m「では講座を通してのご質問は?」
受「っでぇ~、どんな商売やったら儲かるんですかぁ?」
m「・・・・・・(だ~か~ら~)・・・」

何のために商売するの?
誰のために起業するの?
何を実現したいの?

そのためには自分自身が大切なんだよっというメッセージを伝えてきたつもりがまったく伝わってなかったのです。

セミナーだけ受講すれば「答え」が出てくると考えているのです。

しかし実は「答え」はあります。どんな商売をすれば儲かるかの模範解答はあります。それをお伝えすることも可能です。

でも、それは「あなたの答え」だとは限りません。
誰がやるのでもなく「自分で」商売するのです。商売繁盛はあなたとお客様で作り上げていくのです。

失敗すればもちろん自分で責任を取らなければなりません。
もちろん儲かれば自分でその感動を享受することができます。
プラス面もマイナス面も両方自分のものなのです。

それを答えを「外」にも止めてしまうと何をやっても言い訳や「人のせい」になります。

質問はどんどんしていけばいいと思います。あるいは自分の意見はたくさん持っていればいいと思います。
様々な意見や発想を持つために本を読むことやセミナーに参加することはとても有効な手段です。

セミナーで出会う同じ受講生や講師とのコミュニケーションも自分を見つめるにはとてもいい機会です。

100点満点の答えがあるなんて考えずに、いつまで経っても「レベルアップする100点」を目指す感覚が必要ですね。
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