そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

秋の野の、打ち上げ花火

2009年09月23日 | 9~11月の草木
群れて燃え立つ彼岸花の鮮やかさには、目も心も奪われ、圧倒される。

いったいどう写したら、この燃える命を表現できるのかと、たじたじと後ずさりさせられた。

いやいや逃げてはだめだ!
と、思い切って寄ってみたのが上の写真。


ずっと昔に中国からやって来たという。
そして飢饉の時には、毒のある球根を毒抜きして食べるために、各地に植えられたとか(『自然の楽しみ方』秋・(山と渓谷社)より)
人々の命をつなぐための植物でもあったのだ。


華やかに広がるおしべの姿は、まさに打ち上げ花火。
光が当たると、つやつやと輝くのを知ってる?

群れて咲く姿は、篝火のようだと表現する人もいる。

こんなに鮮やかな姿は、誰のため?
そうだ、アゲハチョウがよくやってくるね。
華やかな花には、アゲハがよく似合う・・・



そういえば、空の青もよく似合う。




ときには仲間からは離れて、ひっそりと寄り添って咲く姿も、かえって目に残る。



燃える花の命は短く、実を結ぶことはない。





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コメント (22)
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