モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

牛飼尾根から三頭山へ、大茅尾根から大長作沢に下る

2008-05-07 | アウトドア・ネイチャーフォト
6日、長男とサッカーの試合が終わってやっとオフになった次男と三人で三頭山へ登りました。29日に長男と奈良倉山へ登った時に、長作の人から牛飼尾根を登り三頭山へ行った話を聞いて、牛飼尾根を登ってみたくなりました。話しでも地形図を見ても、取り付きさえこなせば、長い尾根ですが、そう難しくはなさそうでした。帰りは三頭山から大沢山へ、大沢山から南へのびる大茅尾根を下ることにしました。

牛飼尾根はヤセ尾根が多く、花はあまり見られませんでいたが、新緑が見頃でした。また、高度を上げるに連れ、佐野山の向こうに大きな富士山が現れ、それは見事でした。新緑の樹間からは、右手牛ノ寝通りの奥には小金沢連嶺から大菩薩嶺までがくっきりと見えました。

三頭山は、20人ぐらいいたでしょうか。大沢山への道すがらもたくさんのハイカーと出会いました。しかし、牛飼尾根と大芽尾根では、誰にも出合うこともなく静かな山行を楽しむことができました。いつも通り、撮影のために道草しながらの山歩きです。

大茅尾根は、割と歩かれているようです。しかし、それが間違いの元でした。ちょっとした初歩的なミスから、1050m辺りで下りる尾根を間違えてしまい、とんだ藪こぎをするはめになりました。しかもその尾根は、かなり下った先で絶壁となって終わっていました。急登の藪を戻るわけにもいかず、困難な状況におかれましたが、まずは現在地の確認と、地形図とコンパス、周りの景色の確認から自分たちがどこにいるかを調べました。ちょうど崖の先端であったため眺望が利き、現在地の確認ができました。

そして、大長作沢の支谷の上であることも分かりました。まずは慎重にルートを探し、少し戻るように急傾斜の植林帯をトラバースしながら下り、大きな岩と倒木の谷に下りました。ワサビ田跡を発見し、そこから下る道を見つけ、谷を下降、やがて谷沿いの道に出ることができました。そんなわけで怪我の功名ということで、谷も歩くことができ、二段の滝も見ることができました。また、割と幅のある所も多い大茅尾根は、スミレの宝庫でもありました。

今回のトレッキングのフォトレポは、モリモリキッズ2008年5月にアップしました。ご覧ください。
下のスライドショーもどうぞ。




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コメント (2)
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