モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

錦秋の妻女山

2008-11-15 | アウトドア・ネイチャーフォト
にほんブログ村 写真ブログ ネイチャーフォトへ にほんブログ村 歴史ブログ 日本史へ にほんブログ村 写真ブログへ

 午後思い立って妻女山へ。今年は冷え込みが足りないので鮮やかさはもうひとつかもしれませんが、それでも自然の創り出す芸術は見応えがあります。ヌルデ、ヤマウルシの紅葉が終わって、ダンコウバイ、コナラ、クヌギ、キハダ、ハリギリ、カラマツの黄葉が見事です。妻女山展望台には、各地から何組もの観光客が訪れていました。

 この季節、いつも聴くのはステファン・グラッペリとメニューインのコラボによる名曲『枯葉』です。学生時代にアルバイトをしていた国分寺にあった作家・村上春樹のジャズ喫茶「ピーター・キャット」では、秋になると彼がよくこのアルバムをかけていました。それで私もこのアルバムを好きになったわけです。

 『枯葉』は、色々なジャズプレイヤーが演奏し、ジャズシンガーが歌っています。スタン・ゲッツを初め、キャノンボール・アダレイのブルーノート盤『サムシン・エルス』、キース・ジャレット・トリオの『枯葉』がお気に入りかな。: ウィントン・ケリーとポール・チェンバースのもいいですね。エロールガーナも捨てがたい。コルトレーンのは、聞き応えがあります。サラ・ヴォーンのスキャットは秀逸、メル・トーメのもいいですね。ナット・キング・コールも忘れてはいけません。

 ジョー・スタフォード、クリス・コナー、ヘレン・メリル、リー・ワイリー、カーメン・マックレー、アン・バートン、挙げるときりがないですね。節操がなくなります。

 例年になく雨の少ない山はカラカラで、キノコのキの字もありません。それでも秘密の場所に行くと紫占地のシロがありました。一番下の写真がそれです。キノコの写真は数多けれど、菌糸の膜を写した写真というのは珍しいかもしれません、一雨あれば数十本の紫占地が出そうな場所です。残念ながら5本しか採れませんでした。早速夕食の肉豆腐に入れました。晩秋の味覚も、今年はこれが最後なのでしょうか。来週には雪マークが出ました。温暖化の影響でしょうか、いささか寂しい秋の終わりです。

 ネイチャーフォトは、【MORI MORI KIDS Nature Photograph Gallery】をご覧ください。キノコ、変形菌(粘菌)、コケ、花、昆虫などのスーパーマクロ写真。滝、巨樹、森の写真、特殊な技法で作るパノラマ写真など。

 妻女山の真実について、詳しくは、本当の妻女山について研究した私の特集ページ「妻女山の位置と名称について」をご覧ください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする