モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

四阿山カルデラ一周アップ!(妻女山里山通信)

2010-09-11 | アウトドア・ネイチャーフォト
 【MORI MORI KIDS(低山トレッキング・フォトレポート)】に、米子大瀑布から根子岳、四阿山、浦倉山を一周した山行をアップしました。
 猛暑の影響は2000mを超える山でも例外ではありませんでした。この数日前に北アルプスの不帰ノ嶮(かえらずのけん)で若い女性が熱中症になったというニュースを読んで本当かなと思ったのですが、それもありなむという蒸し暑さでした。特に森の中は無風状態で高湿度。これは応えました。

 米子大瀑布からのカルデラ周回ルートは、約22キロあります。右周りで行くか、左周りで行くかは好みが分かれるところですが、今回は雷雨があった場合の増水のことを考えて沢を渡る橋の多い根子岳へのルートを先にとりました。左周りです。しかし、浦倉山からの道も沢をいくつも渡り、沢の中を歩くところもあったため、豪雨になればどちらでも難儀することとなるでしょう。

 コース上で特に危険な箇所はないのですが、特にカルデラ内ではルートが不明瞭なところもあり、道を間違えると遭難の危険性は高いといえるでしょう。難易度は高くないのですが、距離が長いので早出が必須です。熊の生息地なので熊除けグッズも必須です。また、このカルデラ内の川はほとんどが強酸性のため飲料水となりません、唯一浦倉山から下る途中に沢の中を歩く所がありますが、そのウラノ沢の水だけが飲用可です。この水は米子鉱山の飲料水としても使われたそうです。さらに下って山中にある大きな野猿田池(ソブ池・ソボ池)も強酸性で飲めないそうです。

 今回のルポは、湿度が高くカルデラ内はガスに巻かれて薄暗かったために撮影には非常に時間がかかりました。ボツになったカットもたくさんあります。その代わりというわけではないのですが、カルデラのパノラマ写真はそこそこよく撮れました。光源の角度が変わると露出が異なりつながらないので、光源を背中の真後ろにするのがコツなんですが、そういう意味では正午に四阿山というのはいい条件でした。露出を固定すると暗部がつぶれるか明部が白とびしてしまいますから。

 パノラマ写真、一番上から米子大瀑布。四阿山からカルデラ、四阿山から根子岳とカルデラ、四阿山から浅間山-烏帽子岳のカットです。




★ネイチャーフォトは、【MORI MORI KIDS Nature Photograph Gallery】をご覧ください。キノコ、変形菌(粘菌)、コケ、地衣類、花、昆虫などのスーパーマクロ写真。滝、巨樹、森の写真、森の動物、特殊な技法で作るパノラマ写真など。四阿山。根子岳からのパノラマ写真も。

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