土曜日は、一日で鏡台山、三峯山、茶臼山を登りました。理由はキノコが全くなかったからなのです。それにしても、三峯山は善光寺平南部からはその三つのピークで簡単に識別でき、近くでは頂上の展望台の建物も見えるため馴染みの山です。江戸時代の『信濃奇勝録』(明示40年復刊)では、この山を姥捨山と書いています。聖湖の横を通る403号線は、何度も通っているのに、すぐ上にある三峯山はあまりに手軽すぎて登る気にもならなかったというのが正直なところ。標高も1131.3mしかないですし。しかし、11年ぶりに登ってみて、その展望のよさに驚きました。11年前は親戚の子供達とわが家の息子二人と母と聖湖からリフトで上り、下りはスカイライダーで下るという楽ちん登山だったため、余計に印象が薄かったのでしょう。やはり山は歩いて登るべし。
今回は、東側の大池から風越山経由で登りました。一般的には大池キャンプ場から登るのですが、今回はその下の遊歩道の起点に車を置いて大池の西側の遊歩道を巡って三峯山へ向かいました。出発地点が770mですから、標高差は約360m。池の水面を左下に見ながら落葉松林の中をトラバースしていきます。例年なら出ていそうなジコボウ(ハナイグチ)も全く見られません。大池を回った辺りで林道へ出たのですが、ここで道を間違えてしまいました。上の林道へ行ってしまったのです。ススキが逆光で輝く道を登って行くと、行き止まりになってしまいました。森の上からは人の声が…(なんとゴルフ場です。丘陵地帯の少ない信州は、こんな熊が出るような山中にゴルフ場があるのです)。
林道を戻り、キャンプ場の方へ歩いて行くと、竪穴式住居の横に登山道入り口がありました。ここから1時間位で山頂のようです。まずは風越山を目指します。登山道は、丸太の階段があり、よく整備されています。林道を横切り、急登をこなすと風越山直下の尾根に出ます。あとは尾根伝いにひとつ1068のピークを越えるだけ。尾根の左手には麻績村の別荘地が点在していて少々下世話ですが、林の中に点在しているので、あまり気になりません。結局キノコもなかったので、頂上には40分ぐらいで着いてしまいました。
頂上にはこぎれいな二階建ての展望台があります。中で喫茶が開かれていることもあるようですが、この日は休業でした。上空は雲ひとつない青空。遠方は霞んでいるものの、ほぼ360度の大展望です。北信五嶽、北アルプス、美ヶ原から蓼科。浅間山から四阿山、志賀高原。間近には錦秋の聖山や冠着山。北アルプスの手前には、京ヶ倉。東の眼下には善光寺平が広がります。こんないい眺めの所だったのかと驚きました。あまりに眺めがいいのと善光寺平との標高差があるので、わずか1131mの低山にいる気がしません。昼食は、展望台の中のテーブルで大パノラマを堪能しながら。
下りは、山頂直下から林道へ下る最短ルートへ。キャンプ場へは30分ほどで下りました。家族がバーベキューをしている横を抜けて、大池の湖畔沿いの遊歩道へ。午後の陽射しが眩しい黄葉した白樺の林を抜けて車に戻りました。このコースは、小さな子連れのトレッキングには最適ですね。長野市や千曲市からこんな近い所に、こんないい場所があるのに、なぜ皆来ないのだろうと思った次第です。
ここで帰ってもよかったのですが、キノコ狩りのベテランとしては、坊主はなんとしても避けたいところ。山際を車を走らせて茶臼山へと向かいました。この続きは次回に。
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★ネイチャーフォトのスライドショーやムービーは、【Youtube-saijouzan】をご覧ください。粘菌や森のあんずのスライドショー、トレッキングのスライドショーがご覧頂けます。「キノコの汚染と除染について」は。アクセスが増えています!
★ネイチャーフォトは、【MORI MORI KIDS Nature Photograph Gallery】をご覧ください。キノコ、変形菌(粘菌)、コケ、花、昆虫などのスーパーマクロ写真。滝、巨樹、森の写真、森の動物、特殊な技法で作るパノラマ写真など。粘菌の写真はこちらにたくさんあります。
★【MORI MORI KIDS(低山トレッキング・フォトレポート)】ニホンカモシカに遭遇したトレッキングも数多くあります。Youtubeのトレッキング&ネイチャーページもご覧ください。
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今回は、東側の大池から風越山経由で登りました。一般的には大池キャンプ場から登るのですが、今回はその下の遊歩道の起点に車を置いて大池の西側の遊歩道を巡って三峯山へ向かいました。出発地点が770mですから、標高差は約360m。池の水面を左下に見ながら落葉松林の中をトラバースしていきます。例年なら出ていそうなジコボウ(ハナイグチ)も全く見られません。大池を回った辺りで林道へ出たのですが、ここで道を間違えてしまいました。上の林道へ行ってしまったのです。ススキが逆光で輝く道を登って行くと、行き止まりになってしまいました。森の上からは人の声が…(なんとゴルフ場です。丘陵地帯の少ない信州は、こんな熊が出るような山中にゴルフ場があるのです)。
林道を戻り、キャンプ場の方へ歩いて行くと、竪穴式住居の横に登山道入り口がありました。ここから1時間位で山頂のようです。まずは風越山を目指します。登山道は、丸太の階段があり、よく整備されています。林道を横切り、急登をこなすと風越山直下の尾根に出ます。あとは尾根伝いにひとつ1068のピークを越えるだけ。尾根の左手には麻績村の別荘地が点在していて少々下世話ですが、林の中に点在しているので、あまり気になりません。結局キノコもなかったので、頂上には40分ぐらいで着いてしまいました。
頂上にはこぎれいな二階建ての展望台があります。中で喫茶が開かれていることもあるようですが、この日は休業でした。上空は雲ひとつない青空。遠方は霞んでいるものの、ほぼ360度の大展望です。北信五嶽、北アルプス、美ヶ原から蓼科。浅間山から四阿山、志賀高原。間近には錦秋の聖山や冠着山。北アルプスの手前には、京ヶ倉。東の眼下には善光寺平が広がります。こんないい眺めの所だったのかと驚きました。あまりに眺めがいいのと善光寺平との標高差があるので、わずか1131mの低山にいる気がしません。昼食は、展望台の中のテーブルで大パノラマを堪能しながら。
下りは、山頂直下から林道へ下る最短ルートへ。キャンプ場へは30分ほどで下りました。家族がバーベキューをしている横を抜けて、大池の湖畔沿いの遊歩道へ。午後の陽射しが眩しい黄葉した白樺の林を抜けて車に戻りました。このコースは、小さな子連れのトレッキングには最適ですね。長野市や千曲市からこんな近い所に、こんないい場所があるのに、なぜ皆来ないのだろうと思った次第です。
ここで帰ってもよかったのですが、キノコ狩りのベテランとしては、坊主はなんとしても避けたいところ。山際を車を走らせて茶臼山へと向かいました。この続きは次回に。
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