モリモリキッズ

信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

カッコウの鳴く日曜日、一反の畑に大豆を蒔く。私はだだちゃ豆も(妻女山里山通信)

2016-06-07 | 男の料理・グルメ

 一反は10アールです。かなり広いです。そこに大豆を蒔きました。まず肥料を撒いてある溝をクワで埋めて行きます(左)。下がりながら山を崩し平らにしていきます。コツはリズム感と無駄な力を入れないこと。結構大変な作業です。休憩を挟んで、次に鳥に食べられないように薬品をコーティングした大豆を蒔きます(中)。ちなみに私が蒔くだだちゃ豆はこれをせずに、蒔いた後に燻炭(もみ炭)を蒔きます。これで鳥避けになります。K氏が考案してきたしゃがまずに豆を蒔ける道具(右)。アイデアは良かったのですが、漏斗の口が狭く時々豆が詰まるのが難点でした。株間30センチ、条間70センチに豆を2~3粒蒔きました。

 二人一組で、豆を巻く人、後から土をかけて踏む人と分担。時折曇りで風もありましたが、日差しが出ると暑い日でした。後方は、JR東日本の北陸新幹線としなの鉄道。その奥は、中央に富士ノ塔山、右に旭山。この日は天皇ご夫妻も見える全国植樹祭の日だったので、ヘリコプターも結構飛んでいました。近隣の茶臼山も賑やかだったでしょう。

 昼は昔豚舎だった長屋で(左)。S氏が色々準備(中)。私が持って行った淡竹とS氏が用意してくれた鯖の水煮缶詰で味噌汁を作ってくれました(右)。この季節の定番料理です。馬鹿旨でした。鯖の水煮缶詰は、セシウムや放射性物質が検出されています。S氏が吟味して伊藤食品のものを用意してくれました。ただ検査済みとはいえ過食、常食は避けましょう。サケの缶詰からも検出されています。要注意。特に東京湾や太平洋沿岸は汚染されています。情報収集を。
 K氏が自家製の米でおにぎりをたくさん作ってきてくれました。それに私が持参した自家製の縮緬山椒と2年ものの唐辛子の醤油麹漬け。山蕗の煮物など。ゆっくりと昼餉の時間が過ぎて行きました。

 下はしなの鉄道やJR東日本のワイドビューしなのなどが通ります(左)。上は北陸新幹線(中)。作業もやっと終わりが見えてきました(右)。大豆やらを準備したK氏によると、約300キロの収穫を想定しているそうです。味噌、醤油、納豆、豆腐、お醤油豆、色々できますね。秋も色々駆りだされそうです。
 翌日、私は240粒のだだちゃ豆を蒔きました。枝豆はやはりこれに限ります。炊き込みご飯にしても、かき揚げにしても香ばしくて非常に美味です。梅雨入りした様なので、丸オクラ、ゴーヤ、モロヘイヤ、バジル、サラダ菜、二十日大根も蒔きます。最初のズッキーニとミニかぼちゃも大きくなって来ました。一度に蒔くと食べきれないので、ズッキーニは4回ぐらいに分けて蒔きます。

 後日、陣場平へ撮影のついでに1時間だけヨシの根の掘り出し作業(左)。大変な重労働なので、ひとりでやる場合は1時間が限度です。梅雨明け頃に皆を集めて徹底的にやる予定です。例年なら6月下旬に咲くシモツケが咲いていました(中・右)。シモツケは木本ですが、草本のシモツケソウもあります。これだけ季節の進行が早いと、オオムラサキも出現するのではと観察しましたが発見できませんでした。

 そういえば妻女山 花と歴史のハイキングに参加されて、昼食時に話しかけてくれた女性ですが、怖くてひとりでは登れないと言っていました。里山リテラシーがないと、恐怖心が先に立つのは当然です。これから登ろうという人には、必ず話しかけてその有無を訪ねます。先日も不案内なトレランの女性に拙書を見せて説明しました。先のアディダスのパーカーを着た女性も、前もってメールをいただければ案内できます。既に100人以上は案内していると思います。里山は枝道や獣道が多く迷い易いのです。いずれ里山リテラシーを鍛える講座もしたいですね。

 妻女山展望台の南にある大きな駐車場の奥には、清野氏の鞍骨城への地図や、登山ノート、拙書『信州の里山トレッキング 東北信編』のパンフレットなどが置いてあります。ご案内や好評のスライドを使った講座や講演、原稿依頼や写真使用など仕事のお申し込みは、当ブログのメッセージを送るからお願いします。

妻女山の位置と名称について」妻女山と赤坂山と斎場山について。『真田丸』で訪問者が激増中。

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本の概要は、こちらの記事を御覧ください

お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
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