妻女山陣場平で、貝母(編笠百合)がほぼ満開になりました。たくさんの人が訪れてくれましたが、タイムラグがあるので三密にはなりません。明日は日曜日。気温も上がるので今日以上に訪れるでしょう。長野市は、新型コロナで大変なことになっていますが、対策をしっかり行っていただければ、里山は大丈夫です。
俯いて咲く慎ましやかな貝母。和名は編笠百合ですが、分かりますね。雄しべは6−8本、雌しべは先端が三つに別れ、基部に六角形の部分がありますが、これが種になります。スマホで撮影する時は、上に向けて自撮りモードで。なお、このカットは一眼レフのバリアングル液晶を使ってマクロレンズで撮影しています。
貝母は、下部から咲き始め上に向かって咲いていきます。まだ最上部は蕾ですね。これが咲いたら本当の満開です。
充分に見頃です。奥に咲くピンクの花はオオヤマザクラ(紅山桜)。カスミザクラも咲き始めました。
(左)群生地の中にアブラナ科のタネツケバナ。(右)これはランの一種でしょうか。セリバオウレンは、結実しています。
(左)貝母の葉の先端は、くるっと巻いています。これで互いに結びつき、この時期訪れる爆弾低気圧の暴風雨から身を守っています。(右)ミヤマウグイスカグラも咲き出しました。
(左)ズミは満開です。昔はりんごの台木として使われました。(右)カスミザクラも咲き始めました。ウワミズザクラは、もう少し先。
堂平大塚古墳のKさんのログハウス脇に咲く枝垂れ桜。完全に枝垂れではないので、接ぎ木なのでしょうか。桜は種類が多すぎて同定には困難を極めます。
そこから望む仁科三山の鹿島槍ヶ岳。鹿島神宮との関係や、右の平家の落人が隠れ住んだというカクネ里。新発見の氷河など、興味あることが満載の岳です。
明日も陣場平で作業やガイドをします。気軽に声をかけてください。若い人も来てくれています。貝母の慎ましやかな美しい群生を見られるのは、日本でここだけです。楽しんで下さい。癒やされてください。
●昨年2020年4月の記事のアーカイブ。貝母の発見と、その保護活動の歴史がご覧いただけます。
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。
★本の概要は、こちらの記事を御覧ください。
★お問い合せや、仕事やインタビューなどのご依頼は、コメント欄ではなく、左のブックマークのお問い合わせか、メッセージからメールでお願い致します。コメント欄は頻繁にチェックしていないため、迅速な対応ができかねます。
インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。
俯いて咲く慎ましやかな貝母。和名は編笠百合ですが、分かりますね。雄しべは6−8本、雌しべは先端が三つに別れ、基部に六角形の部分がありますが、これが種になります。スマホで撮影する時は、上に向けて自撮りモードで。なお、このカットは一眼レフのバリアングル液晶を使ってマクロレンズで撮影しています。
貝母は、下部から咲き始め上に向かって咲いていきます。まだ最上部は蕾ですね。これが咲いたら本当の満開です。
充分に見頃です。奥に咲くピンクの花はオオヤマザクラ(紅山桜)。カスミザクラも咲き始めました。
(左)群生地の中にアブラナ科のタネツケバナ。(右)これはランの一種でしょうか。セリバオウレンは、結実しています。
(左)貝母の葉の先端は、くるっと巻いています。これで互いに結びつき、この時期訪れる爆弾低気圧の暴風雨から身を守っています。(右)ミヤマウグイスカグラも咲き出しました。
(左)ズミは満開です。昔はりんごの台木として使われました。(右)カスミザクラも咲き始めました。ウワミズザクラは、もう少し先。
堂平大塚古墳のKさんのログハウス脇に咲く枝垂れ桜。完全に枝垂れではないので、接ぎ木なのでしょうか。桜は種類が多すぎて同定には困難を極めます。
そこから望む仁科三山の鹿島槍ヶ岳。鹿島神宮との関係や、右の平家の落人が隠れ住んだというカクネ里。新発見の氷河など、興味あることが満載の岳です。
明日も陣場平で作業やガイドをします。気軽に声をかけてください。若い人も来てくれています。貝母の慎ましやかな美しい群生を見られるのは、日本でここだけです。楽しんで下さい。癒やされてください。
●昨年2020年4月の記事のアーカイブ。貝母の発見と、その保護活動の歴史がご覧いただけます。
◆『信州の里山トレッキング 東北信編』川辺書林(税込1728円)が好評発売中です。郷土史研究家でもあるので、その山の歴史も記しています。地形図掲載は本書だけ。立ち寄り温泉も。詳細は、『信州の里山トレッキング 東北信編』は、こんな楽しい本です(妻女山里山通信)をご覧ください。Amazonでも買えます。でも、できれば地元の書店さんを元気にして欲しいです。パノラマ写真、マクロ写真など668点の豊富な写真と自然、歴史、雑学がテンコ盛り。分かりやすいと評判のガイドマップも自作です。『真田丸』関連の山もたくさん収録。
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インタープリターやインストラクターのお申込みもお待ちしています。シニア大学や自治体などで好評だったスライドを使用した自然と歴史を語る里山講座や講演も承ります。大学や市民大学などのフィールドワークを含んだ複数回の講座も可能です。左上のメッセージを送るからお問い合わせください。