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信州里山通信。自然写真家、郷土史研究家、男の料理、著書『信州の里山トレッキング東北信編』、村上春樹さんのブログも

善光寺平にこの冬の初積雪。妻女山から陣場平へ車で登りました。アニマルトラッキングも(妻女山里山通信)

2024-01-08 | アウトドア・ネイチャーフォト
 7日の夜から信州の善光寺平では雪がちらつき始めました。明けて8日の朝にはほぼ止んで8時すぎには晴れてきました。妻女山の麓では積雪5センチ程度でした。能登半島地震の被災地でも相当の降雪があった様で、二次災害が心配です。今回の大地震の前には群発地震が続き、2023年5月5日には震度6弱の地震がおき被害が出たのです。専門家はさらに大きな地震が来る可能性もあると警告していました。しかし、政府と石川県は備蓄や災害対策の増強を何もしてこなかったのです。救助や復旧が困難という地理的条件も分かっていたはず。五輪や万博には何百億も財源など言わずにさっと出すのに、災害対策費は削減したのです。なぜでしょう。自民党議員にお金が入らないからです。こんな利権まみれのカルト政権は一日も早く潰さないと次に犠牲になるのは私達、あなた方です。

 雪による倒木がないかなどを偵察に陣場平まで車で登りました。まず妻女山展望台で撮影。西の茶臼山方面。北アルプスは雲の向こう。暖冬で今回が初積雪でした。幹線道路はすでに溶けていますが、明朝は水溜りはアイスバーンになります。

 北方の川中島と長野市街地方面。積雪は18センチとか。南北でかなり違います。飯綱山と戸隠連峰は雲の中。豪雪地帯の信濃町は55センチの積雪とか。

 北東の中野、飯山方面。やはり豪雪地帯です。今日は高社山も信越トレイルの山並みも見えません。

 東方の松代方面。四阿山の山頂が見えます。雪不足だった菅平のスキー場は喜んでいるでしょう。

 望遠で茶臼山。成人の日で休日なので国道18号も上信越自動車道も車は少なめです。

 北方の富士ノ塔山方面。ほぼ山頂まで車で登れます。山頂は古い山城。

 松代方面には奇妙山。ここも山頂は古い山城。左手前は真田幸隆に攻略された東条氏の尼厳山。拙書でも載せていますが展望が素晴らしくハイキングで人気の里山です。

 陣場平。無風で静かです。時々シジュウカラのさえずりが聞こえるだけ。貝母の芽吹きが待ち遠しい。気温はマイナス2度か3度ぐらい。

 3月の重い雪と違ってまだ軽いので落枝もありませんでした。ほぼ無風です。

 アニマルトラッキングを。これは足跡が真っ直ぐに続いていたのでホンドキツネでしょう。

 こちらは、ニホンカモシカの足跡。彼らが通る獣道にありました。冬はもっとも餌になるものが少ない季節。シダ類や枯れ葉も食べます。春先に蕗の薹が出ればそれも食べます。他にはタヌキ、ホンドテン、ノウサギなどがいるのですが見られませんでした。

 陣場平入り口のインセクトホテル。昆虫の越冬のために設置したのですが、なにかいるでしょうか。

 長坂峠に戻ります。右のエノキ(榎)の樹下にはオオムラサキの幼虫が越冬しているはずです。それもあって昨年に伐採と除草を行いました。

 長坂峠から北の千曲川と川中島。手前には茶色の枯れ葉のヤマコウバシ。

 林道にはガードレールが無いので徐行スピードで慎重に下ります。これが一度溶けて凍結するとスタッドレスでは登れません。スパイクアタッチメントかチェーンが必要になります。

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