今日のジャケ画は
Steve Harley & Cockney Rebel 「The Psychomodo」。
邦題「さかしま」。
74年発売の2ndとなるアルバムです。
この盤では前作よりも少々ポップになり、
グラムロックの楽しさと退廃的美しさが伝わる1枚となってます。
1曲目の「Sweet Dreams」から2曲目の「The Psychomodo」は
繋がった曲となっていて、軽快で楽しくなる曲です。
また、3曲目の「Mr. Soft」では
前作同様に欧州の香り漂うデカダンな雰囲気が感じられます。
フリーキーな雰囲気がたまらない曲です♪
男性コーラスの低いコーラスで
「ムームムー」というコーラスが入りますが
何気にボウイの「ベルベット・ゴールドマイン」を
彷彿(?)としていますよね(* ̄∇ ̄*)
また、7分強という長い曲となった「Ritz」では、
ボーカルにエコーをかけたりして、何気にサイケです♪
独特のメロディラインが、どことなしに異国情緒な雰囲気で
ダークでヘヴィーな世界を増幅してると思います。
また、「Bed in the Corner」と「Sling It!」も繋がった曲となっています。
前半の「Bed in the Corner」ではピアノの音が中心となった
穏やかなメロディラインに欧州的センスが加わった曲となってますが
後半の「Sling It!」では一転し、
激しい演奏となり、不協和音的な音が所々に入ったりして
ヘヴィー感が増幅し、盛り上がりを見せます。
とても聴きごたえのある連曲です。
また、「Tumbling Down」ではシットリと聴かせてくれます。
ワタシ的にはこの内省的で穏やかな曲がとても好きだったりします。
ピアノの旋律も美しく、スティーヴ・ハーリーの素朴なボーカルと重なって
とても心に染みる曲となってます。