![](https://yaplog.jp/chikaty/img/225/vines_valley.jpg)
今日のジャケ画は
The Vines 「Vision Valley」
活動を休止していたヴァインズの復帰作です!
31分ほどしかない短いアルバムですが
その短さの中に、哀しみ・希望・苛立ちなどのあらゆる感情を
ギュッと詰め込み、シンプル且つストレートに表現しています。
ラウドでヘヴィーなナンバー有り、
穏やかなギターサウンド有り、
心に染みるナンバー有り、ドラマチックなナンバー有りと、
バラエティに富んでます。
ワタシとしてはこの中では「Going Gone」が特に好きですね♪
これは彼らとしては珍しく、ストリングスを用いた曲となってます。
気負いのない穏やかなメロディとギターにストリングスが絡み、
心に染みるドラマチックな曲となってますね。
11曲目の「Dope Train」、12曲目の「Atmos」の流れも素晴らしいです。
シンプルながらもサイケの色合いも濃く、ヘヴィーで混沌としています。
12曲目の終わり部分のコーラスの混沌さと云ったら!!
とても幻想的で素晴らしいです。
そして次の曲でありアルバム最後の曲となる「Spaceship」は
今までの彼らからは想像できないほど
ドラマチックでスペイシーなサウンドとなってます。
ライナーノーツには「ピンクフロイド調」と書いてありましたが
たしかに、ピンクフロイドに通じる「混沌としたモノ」を感じます。
曲の世界観も壮大で幻想的。
ギターソロ部分も哀愁的で心にグッときますね。
そしてタイトル曲の「Vision Valley」。
この曲も心に染みるナンバーです。
翳りのあるイントロ部分からして涙モノです。
「Vision Valley」=「幻の谷」に陥ってしまうほど
もがき苦しむ日々を送ることとなってしまった
フロントマン「クレイグ・ニコルズ」の苦しみが伝わってきます。。。
このフロントマン「クレイグ・ニコルズ」は
自閉症の一種である「アスペルガー症候群」だったことが分かり、
この2年、バンド活動は休止状態でした。
このような素晴らしいアルバムがまた作れるほど回復して本当に嬉しいです!
今後もずっとずっと長く活動してもらいたいと心から願います。