基左衛門の独り言

坂東の風上毛の空と風景をブログで皆様へ、八十爺

ピッチャー天田よりTEL 

2012-07-08 17:41:18 | 日記・エッセイ・コラム

 上毛新聞の高校野球の結果を見ようとしたら、軒並み各球場とも第二試合は九日に延期とのこと、と云うのも昭和二十三年の戦後間もない年の当時、県内高校野球で有名投手の一人だった天田栄治(神奈川県藤沢市在住)からさっき電話が在ったばかりだからである。

 敗戦後三年目の年であり野球道具もユニホームもご他聞に漏れず母校伊勢崎工業も無く、やっと先輩やその企業などの協力で掻き集めてやっと野球ができた時代だった、ユニホームは木綿の帆布ではないかと思うほどゴワゴワした生地だったような気がする、でもあの当時慶応大学の大島〇〇のバッテリーが何日か教えに来てくれた事もあった、珍しい学校だったのである。

 この年前高が甲子園へ行った年だが、県大会で前半二対〇勝ちながら後半で二対三で負けて涙をのんだのだった。前高は新井というこれも良いピッチャーで、伊工高は天田で投げ合った試合だった。

 七人の刑事と云うテレビドラマの中で刑事の一人に成る天田敏明と云う俳優は、前高でその二-三年後ピッチャーとなり甲子園はどうしたか忘れたが、なげたのは天田栄治の弟だったのである。

 用件は「柏井のところへ電話したけどいつも留守で話ができないが、何か在ったのかな」と云う程度の話であとは近況報告程度だった。

 時節柄高校野球が気に成る頃だが、公立校は野球名門校以外は中々代表校に最近は成れない様で真残念。