ツボミオオバコ

2010-05-14 20:40:55 | 花・植物
そろそろ田植の準備をしなければいけない時期になった。

昨年は休耕で、一昨年の秋から昨秋にかけ麦と大豆の作付けをした田はカラカラに乾いている。
昨日から水を入れ始めたのだが、都合三反五畝程の田は二十時間近い給水で八割がた冠水した。
日曜日に代掻きをして次の日曜に植えられればと算段している。
しかし、明日の朝には水が漏れて無くなっている可能性もあり、予定どうり行くかどうか・・・

G.W.には畦の草刈をしたのだが、刈り残されたタンポポの花ももうすでに綿毛が飛んでしまった。
お前の出番は終わりだとばかりにツボミオオバコの穂がニョロニョロと伸びている。

でも、お前も田植が終わったら刈払ってやるから(笑)

青首大根

2010-05-13 06:00:00 | 花・植物
大根は根菜類だから地中にできるもの。
一般的にはそうなのだが、青首大根は地中にも地上にも伸びる・・・
三月ともなると取り残された大根がニョキニョキと畑に林立しているのをご覧になった方も多いと思う。

そうなってくると成長しすぎてスが入っていたり、固い芯が出来てきていずれは薹(トウ)が立ち花が咲いて子孫を残して終わりとなる。

通常は花が咲く前にすでに食べられなくなることが多いので畑の隅に放り投げられてしまう運命なのだが、夏野菜の定植をする今時分にもまだ腐りきらずに花を咲かせている大根が見られる。


画像はもうすでに畑から放り出された青首大根である。
地中に根を張っていなくとも大根の水分と栄養分だけで花をつけている。
アブラナ科の花はほとんど同じ形なのだが、アブラナの仲間の黄色い花と違って大根は白い。
青首大根はピンクの縁取りで園芸種的な雰囲気もある。


キヌサヤ

2010-05-12 06:00:00 | 花・植物
カラスノエンドウがでたついでというわけではないのだが、豌豆(エンドウ)である。
一般的に今の時期ではサヤエンドウ(キヌサヤとも呼ぶ)がピンと来るはず。

畑に作ったキヌサヤに実がつき始め、毎朝両手のひらいっぱいほどの収穫がある。
これからしばらくはバター炒めや味噌汁の具などキヌサヤ攻めの日が続く

それでも良くしたもので、姉が喜んで持って行くので三食キヌサヤという事態は避けられている。
今年は、職場の人にも分けて上げられそうなのでさらに事態は好転しそう


莢(サヤ)の硬い種類は熟した豆を乾燥保存して煮豆や餡などとして利用され、柔らかい種類(サヤエンドウ)はご存知の通り。
完熟する直前はグリーンピースとなる。

白花種と赤花種(実際は赤紫)があるのだが、白花の方が柔らかいという説があって我が家ではここ数年は白花種を栽培している。

中華の食材で豆苗(トウミョウ)はエンドウの柔らかい茎や葉のことなのだそうだ。
(食べたことないけど・・・)


カラスノエンドウ

2010-05-11 06:00:00 | 花・植物
ゴールデンウィークは草刈週間。

私的に一番の標的はこのカラスノエンドウ。
まだ、若いうちに刈り払うと簡単なのだが、実がつくほどに成長すると意外と手ごわい。
しかも、実がついてしまうと刈払っても来年にはまたごっそりと生えてしまう。

こうして撮ってみると綺麗な花だと思うのだが・・・

いや!!
情けは仇となって返ってくる

食用の豌豆(エンドウ)も元をたどればカラスノエンドウの親戚みたいな野生種を改良したもの。
ならばこれも食用になるなら草退治もできて一石二鳥なのだが・・・

そう思っていたら同じようなことを考えている人もいるもので、先日のゴミゼロ作戦の空き缶拾いの際に生でかじった人がいた。

「こわいなぁ・・

歯ごたえも手ごわかったようである

ギンリョウソウ

2010-05-10 06:00:00 | 花・植物
5月30日はゴミゼロの日。

昨日は自治会としてこのキャンペーンに協力し、地区内の道路端に落ちている空き缶・ペットボトル・ビニール等の可燃物・不燃物を拾って歩いた。
当地区は、稲作をやっている家があるので農繁期を避けて早めに実施している。

今年度は、町の事業(?)として月一ぐらいはシルバー人材センターが回収しているようなので、例年よりも袋数が少なくすんだが、過去最大級の大物も・・・
冷蔵庫とTVが沢から担ぎ上げられたのだ。

沢水は農業用水になるので巡りめぐって不法投棄者の食卓に上ることを願って止まないのだが、リサイクル法を決めたバカ先生達の食卓にもぜひ進呈したい。
ペットボトルや空き缶などは10円程度の上乗せをしてデポジット制にすれば誰かが捨てても拾って歩く人ができるのは間違いない。
家電のリサイクル料金上乗せ販売案に「売上に影響が出る」という家電業界の反対に屈したことが家電の不法投棄がいっこうに減らない原因となっている。
これから地デジ化になればアナログTVが投げ出されるのは目に見えている。
良心的な電気屋さんは買い替えの際には下取りをしてくれるので助かるのだが、TVと冷蔵庫を一緒に捨てるというのは引越しの際に捨てている節もある。
開き直ってしまえば、五千円程度のリサイクル料(家電の種類によって違うが)を惜しんでしまうのが庶民の生活観と言えなくもない。
ぜひこの辺りは行政・家電業界・缶飲料業界などに一考をお願いしたいものだ。


さて、画像のギンリョウソウである。

不燃物と可燃物を別々に集めていたのだが、私の担当は可燃物。
道端にはタバコの吸殻なども転々と落ちている。
なかにはごっそりと灰皿をひっくり返していく不届き者も。
タバコなんぞは一本500円ぐらいにしてしまえばいいのだ
そのぶん酒税とガソリン税を下げてほしい

そんな冗談を言いつつ歩いているとまた吸殻が・・・
吸殻と思ったがちょっと違うみたい。

ギンリョウソウ(銀龍草)!?

しかと覚えていないのだが・・・
過去に見たことがあるような無いような(笑)

ともかく、最近見た覚えはまったく無い。

腐葉土のある半日陰ぐらいの林の中にあると思っていたのだが、こんな道端にもあるんだねぇ。

マルバアオダモ(?)

2010-05-09 06:00:00 | 花・植物
「花の命は短くて 苦しきことのみ多かりき」by林芙美子

野に咲く花は十把一絡げで雑草だし、山の樹も落葉樹と常緑広葉樹に針葉樹と区別するだけで生きるのには何も困ったことはない。(かもしれない)
しかし、ここまでハマってくると(いろんな意味で)あれこれ調べるのも楽しい。

もっとも、生来のオッチョコチョイと思い込みの強さは如何ともしがたく、知ったかぶりで恥をかくのも度々。
しかし、「恥をかくことでさらに勉強になる」と思い込んでいるのだから「なかなかの厚顔」と自覚している。

毎年四月の中旬から下旬に、通りがかりの道の脇に白い房状の花が咲いている。
緑色の葉をつけてソコソコの高さのある樹木。
毎年、気にはしつつも、ついついその花の時期に撮り逃してきた。

今年はちょうど花の時期にカメラを持って近くに行けたので写真に撮ってきた。

実際のところは家の近くでいつも通勤に使っている道端。
撮ろうと思えば撮れるはずなのだが、なぜか花時期に失念してしまう(笑)

さてなんだろう?

困った時の他力本願
樹木鑑定ならこのきなんのき
ココへ投稿すれば間髪いれずにレスがつく。
だけどそれは最終手段。
調べるのが楽しい性質なのだから。

でも、手がかりが無い
極々平凡な葉だし、「房状の白い花」で画像検索するとズラ~ッと200件以上現れる。
挙句はあれこれ検索してメモリーがいっぱいになるのか、サムネイルが表示されない始末(笑)

再起動して「このきなんのき」の過去ログを調べると見覚えあるHNが・・・
氏のブログに「カラスザンショウ?」とコメントしたらどうやら「ニワトコ」だったみたい
(九十九さん、失礼しました)
それにしても「ニワトコ」」の新芽を中之条で見てきたばっかりだったんだよねぇ・・・

ともかく、ズ~ッとさかのぼると似たような花が在りました。

どうやらマルバアオダモらしい。
断定はしない。
あくまでも「らしい」としておく。

それ以上調べた所で野球のバットを作る「キ」はないのだから。

マムシグサ

2010-05-08 06:29:18 | 花・植物
撮影教室の記事をズ~ッと書き続けたので、その間に撮った画像がアップできなかった

もっとも、私にとってのゴールデンウィークは農業週間。
草刈と田んぼの準備でほとんど潰れたので五月に入ってからはほとんど撮っていない。
おかげでブログネタが切れず好都合でもあったのだが

そんな訳で、まだ先月末の画像を。

この時期のお気に入りのひとつマムシグサを撮りに行ってきた。
撮りに行ったといっても家の近くで歩いていける場所。

先般の撮影教室での先生のお言葉。
「いい写真を撮るコツのひとつはいい個体を選ぶことです」

わかっちゃいるんですが・・・

かなりの数がある場所なのだが、今年はなぜか斜面の上を向いた花が多い。
光線の加減も花が暗くて背景が明るいものばかり。

「こんなのでいいか?」
と撮ってきたいつもの年と同じような写真。

そんな簡単にスキルアップは出来ないなぁ・・・


蛇足ながら、筋金入りのヘビ嫌いの御人もこのマムシは大丈夫らしい。

フデリンドウ

2010-05-05 06:00:00 | 花・植物
擬木の階を上ると昨年と同じ場所に小さな花があった。
いや、まだツボミが開きかけたところ。
花とは言いがたいかもしれない。

昨年は一株だけだったように憶えているのだが、数センチ離れた場所にもう一株がツボミをつけていた。

ウッカリすれば踏みつけてしまうか、誰かに摘まれてしまいそうな場所。
キレイに咲いてほしいのはもちろんだが、早いところ花が終わって欲しいというのも偽らざる心境である。

山里写真撮影ワークショップ(最終章)

2010-05-04 15:54:55 | オフ会
いがり先生は植物写真の専門家だけあって植物に関する知識も豊富なのはもちろんだが、初めての場所でも次々に珍しいものを見つける名人。


ヒメニラ
名前の通りユリ科ネギ属
ネギの仲間では最小の種類らしい。
花の大きさは5mm程度。
ニラの名がつくだけに付近はニラ臭い・・・
臭いで見つけるのかな(笑)



山野草として人気のあるキク科の植物ヤブレガサ。
この状態なら私でも判ると思うのだが、半分ぐらい落ち葉に埋もれた状態で見つけた。
鬼太郎ばりに妖怪アンテナでも標準装備しているのかもしれない(笑)



NYANさんからアンコールの声がかかったのだが、記事に出来るスミレの画像はネタ切れ状態。
一日で百といわずにシャッターを切ったのだからかなり歩留まりが悪い

とりあえず公開しても恥をかかないですみそうな画像をアップしておく。


マルバスミレ


アカネスミレ


ヒゴスミレ


スミレサイシン


ヒナスミレ

次に今回のワークショップで見られたスミレの名前を列挙して最終章としたい。

1.アオイスミレ
2.アカネスミレ
3.アカフタチツボスミレ
4.イブキスミレ
5.エイザンスミレ
6.エゾアオイスミレ
7.オトメスミレ
8.スミレサイシン
9.スワスミレ(エイザンとヒカゲの交雑種)
10.マルバスミレ
11.タチツボスミレ
12.ノジスミレ
13.ヒカゲスミレ
14.ヒゴスミレ
15.ヒナスミレ
16.フイリヒナスミレ

ざっとメモしただけで16種あった。

エッ!?
なにか抜けてる?

そうそう、伊参スタジオ公園の庭にあった!!

17.Viola X wittrockiana(園芸種のパンジー)

ツボミだけのアケボノスミレもあったんでしたっけ?

その他に抜けてたら教えてください。


エッ!?
画像をアップしてない種類があるのはなぜかって?

写りが悪かったり・・・撮ってなかったり・・・


山里写真撮影ワークショップ(番外・天敵編)

2010-05-03 15:24:49 | 蝶と蛾
苦手というものは誰にもあるもの。
ある人は「地震がいやだ」というし、「カミナリの方が怖い」という人も。
「年がら年中大地震ということもないし、カミナリとて眼をとじて耳をふさげばどうということはない。火事の方が怖い」という人もいるだろう。
そうなれば当然「お○ちゃんの方が・・・」という方も。
なかには「饅頭が怖い。その次に渋いお茶が怖い。」という知恵のある方もいらっしゃる。

「ヘビは私の天敵」というヘビ嫌いな方は割と多いと思う。
エデンの園でのリンゴの一件が人間をヘビ嫌いにさせているという説もあるのだが、ヘビ嫌いは洋の東西を問わないのでかなり怪しい説ということになる。

先生と立ち話をしていた中に無類のヘビ嫌い氏が二人ほどいた。
奥さんが一緒でも一人で先に逃げ出すというぐらいの筋金入り・・・
(どんな筋金だよ?)
が、先生はヘビは平気だという。
それどころか、子どもの頃にはマムシを捕ってヘビ屋に売っては小遣い稼ぎをしていたとか。
あるときマムシの逆襲に会い生死の境を彷徨ってからヘビ捕りはやめたそうだ。


移動中のバスの中でご婦人たちの会話が聞こえるともなく聞こえてきた。

「いやになっちゃうのよォ。
スミレがさぁ・・・
み~んな食べられちゃうの!!」

耳をダンボにして(マギー審司か!?)聞き耳を立てると、どうやらツマグロヒョウモンの幼虫にスミレの葉を食べられてしまったようだ。

家の近くでも近年急激に増えてきたようで、私が最初に見つけた雌蝶もスミレの葉に産卵中の時。
そのイモムシ(毛虫?)の食欲は凄いそうで、庭に植えたパンジーなどはたちまち坊主にされてしまうとか。

先日バーベキューに行って撮ってきたツマグロヒョウモン。
これがスミレの天敵です。