北の森での散策日記

北海道の昆虫(主に蛾・ゴミムシ・カメムシ・ハナアブなどなど)が好きで、冬は鳥や動物を撮影しています。旧ブログ名「自世界」

−自宅の蛾− タテスジケンモン

2020年05月14日 | ヤガ科
去年の8月下旬、札幌市厚別区にある自宅のライトにタテスジケンモンが何頭も飛来しました。
道内に広く分布していて僕は今まで苫小牧市・むかわ町・江別市で確認していますが、個人的に巡り合わせが悪くまとまって確認したのは初めてでした。

状態がいい個体が多いことから、すぐ近くで偶発的に発生したのかもしれません。
元々は湿地性の蛾で、寄主植物はオオアワガエリ、ササ類、クサヨシが知られています。
自宅近くの草原や、自宅のフィーダー(餌台)からこぼれて発生した鳥餌のイネ科植物から発生したと推測しますが真相は不明です。

以下写真はすべてタテスジケンモン Simyra albovenosa (Goeze, 1781)



2019年8月20日
この後幕に直接産卵しました。





2019年8月27日
夕食や風呂などを済ませたりとなかなかライトを見られなかったがそれでも30分の間に7~8頭は飛来していました。
完品を見るのは初めてでした。



2019年8月27日





2019年8月27日





2019年8月27日



2019年8月27日



2019年8月27日



2019年8月27日



2019年8月27日
幕に卵を産みました。



2019年8月27日



2019年8月28日
この日は1頭のみ。

標本

♂ 2019年8月27日


♂ 2019年8月27日



♀ 2019年8月27日



♀ 2019年8月20日
後翅の色は白かったり褐色みがかっていたりしてますね。

参考文献
岸田泰則,2011.日本産蛾類標準図鑑Ⅱ.学研教育出版.東京.
堀繁久・櫻井 正俊,2015.昆虫図鑑 北海道の蝶と蛾.北海道新聞社.札幌.

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