北の森での散策日記

北海道の昆虫(主に蛾・ゴミムシ・カメムシ・ハナアブなどなど)が好きで、冬は鳥や動物を撮影しています。旧ブログ名「自世界」

都市公園にノゴマ

2013年10月12日 | 秋の散策日記
ヨシガモでおなじみの都市公園ではカルガモやマガモが池に来て賑わいを見せ始めています。
ヨシガモもこれで寂しさが紛れますね。(恵庭市)


ヒヨドリの雛たち 10月7日
サクランボを咥えていた親鳥の行方を追っていたらたどり着きました。
サクランボは雛の餌だったようです。
にしてもこんな時期にも子育てするんですね。



ノゴマ 10月8日
ノゴマが越冬地へ帰って行く途中、この公園に寄ってくれたようです。
長旅の息抜きにサクランボをほおばります。

人間にはとても苦くて食べられませんが鳥たちの口には合うようです。
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最近の庭の昆虫

2013年10月10日 | 庭の出来事
晩夏から秋の短い期間に庭で見られた昆虫たち。


ハネナガフキバッタ 9月11日
稀にうちに来るバッタ。
シソの葉でお休み中。



マツケブカカスミカメ 8月29日
このカメムシは一般に少ないとされているが、松の植えてある住宅街やその付近が観察ポイントだと思う。



ケブカナガカメムシ 9月14日
珍しいナガカメムシだというが、今年は庭と森で観察している。



ヒメカメノコテントウ 9月1日
シソの葉の上で多く見られたがコカメノコテントウは未確認。
コカメノコテントウ



オオモンシロチョウ 9月1日
やはりモンシロチョウより個体数が多い。
でも美しい蝶。



オオウラギンスジヒョウモン 9月13日
庭に来るヒョウモンチョウ系は、たまに花に来ているが必ずといっていいほど逃げられてきた。
なので今回初めて撮影に成功したので嬉しかった。
庭の蝶はまだ確認しただけで、撮影出来ていない種が多い。



クスサン 9月14日
家の車庫の下に来ていた。
車庫には外灯の光が反射するので虫があつまる。



クロホウジャク 9月21日
家の横の外灯に来ていた。
以前長沼で撮影したのはホシホウジャク、今回はクロホウジャクなので初見種となった。
庭ではこれまで2度確認したが、クロかホシどちらなのかは不明。
ぶれていることに気付かなかったのが痛い。



コンボウヤセバチ 8月30日
たまに花に来ている細いハチ。
こうして見てみると首が長い。
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爬虫類っ子

2013年10月09日 | その他の生き物
今年はトカゲ運があったなと思う。
何ヶ所かで見ることができたし撮影することもできた。
でもトカゲやヘビは細長いので、どう撮ればいいのかわからずいつもその生き物を目の前にして構図を考えるがなかなかうまくいかない。
難しいですね…


カラスヘビ幼蛇(シマヘビ黒化型) 8月21日 恵庭市
ここではトノサマガエルが多く、それを捕食するシマヘビの生息密度も濃かった。
立派な縞模様の成蛇も2頭見られた。



ジムグリ幼蛇 5月14日 恵庭市
石の下にいた個体。
ここではヒガシニホントカゲがよく見られ、アオダイショウも別の日に確認している。
ゴツゴツした石の多い場所で、マムシもいるのだろう。



アカジムグリ(ジムグリ幼蛇) 9月24日 札幌市厚別区
綺麗な色をした模様のないジムグリの幼蛇。
寒冷地特有のものだという。
写真は朝、駅に向かう途中に路上で見つけた個体。



ヒガシニホントカゲ 9月8日 札幌市清田区
日の当たる場所や木柵でよく見られ、生息密度は濃かった。
しかし子供しか見つからなかった。



ニホンカナヘビ 9月5日 札幌市厚別区
最後は成体。
玄関が日の当たる時間になるとよく出てきて日向ぼっこする個体。
気持ちいのかよく目をつぶっていた。
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秋に身近なチョウたち

2013年10月08日 | 庭の出来事
昼前、ハナアブ類で賑わう庭にチョウもやってきた。(9月27日 札幌市厚別区)


アカタテハ
警戒心が強くすぐ逃げるが、ちょっとしたらまた戻ってくる。
越冬場所を探すために平地の人家付近に降りてきたのだろう。

庭では初確認。
ちょっと前はヒメアカタテハも来ていた。



イチモンジセセリ
庭では2頭も見られた。
この時期は色々な場所で見られ、多くはないけど少なくないといった感じ。



オンブバッタも健在!



オオアオモリヒラタゴミムシ
人工物の下にいた綺麗なゴミムシ。

オツネントンボがいつも同じ場所で1か月近くうろうろしています。
越冬してくれるのかな?
コメント (2)
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オンブバッタ

2013年10月01日 | バッタ目
オンブバッタは北海道では珍しいバッタで札幌市ではあまり記録がないようです。
そんなオンブバッタが我が家の庭のシソを食べてすくすくと育ち9月上旬にオスが成虫に、9月22日にようやくメスが成虫になりました。

一度に確認したオンブバッタの数は終齢幼虫になった段階で♂5頭 ♀6頭です。
もっと居ると思われます。でも保護色で目視で探すのが大変なのです!


♂終齢幼虫 9月7日
オスはメスに比べ細っぽく3回りほど小さいです。
その分なのかわからないけれど成虫になるのが早かったです。
そして小さい分目にもつきにくい。



♀終齢幼虫 9月11日
メスは終齢幼虫の時期が長かった。



♀終齢幼虫×2 9月11日
シソには緑のと紫のがあり、どうやらオンブバッタはどちらをどのくらいの比率で食べるかにより体色が変化するのだと思う。

オスとは違いメスは幼虫期、成虫期と2頭でいるのをよく目にします。
オンブバッタはオスメス幼虫成虫通してあまり移動しない。
そして僕がつかもうとしてもあまり動きが俊敏でないので捕まえやすく、せっかく成虫になっても翅を使って飛ぼうともしません。
別に弱っているわけではないけどのんびり屋さんなのかもしれません。
あまりにのんびり屋さんなので、幼虫のまま冬が来て死んでしまうんじゃないかと心配したりもしました。
今では交尾する前に冬が来て死んじゃうんじゃないかと心配しています。



♂成虫 9月12日
オスはなぜか後ろ足が一本ない個体が2頭居た。
メスはすべて足があります。
翅を使っているところは見たことありませんが、やっぱり成虫は立派ですね。



♂成虫 9月19日
上の個体と同じ個体。
上から見ると翅の基部は1対の白紋の様に見える。
これはメスでも同じです。



緑色が強い♂成虫 9月29日
といっても中足や翅の先端、頭部の白点列の周りなど紫みがかっている。



♀成虫 9月22日
よくお世話になっているKURAさんがオンブバッタを撮影しに午前中来たときちょうどいいタイミングで成虫になったオンブバッタ♀。
来る前日まではすべての個体が幼虫だったのでびっくりしました。
ちなみに雌雄1ペアを記録用ということでKUMAさんにあげました。


♀ 9月22日


♀ 9月22日
その日の3時ごろまた新たに2頭のメスが成虫になっていたのだからまたびっくり。



♀ 9月29日


♀ 9月29日
何とも言えない色彩の個体だが、羽化不全。



抜け殻 8月8日



オンブバッタが見られていたシソ 8月5日 札幌市厚別区
このシソの経緯について詳しくはココ
規模はたいして大きくありませんが、オンブバッタはシソが結構生えている中でも南側に生えているシソに居て、北側のシソには一度も来ませんでした。(ちなみに南側のシソも北側のシソもシソ畑のようにつながっています。)
その中でもここ3日で北側のシソ畳み3畳分くらいが刈られ、南側のシソも5割ほどが刈られました。
かなりシソが減ったのでオンブバッタはその一部のシソに集中している状況です。(写真のシソはまだ残っています。)
残念ながらまだ「オンブ」している姿は見ていないので今後に期待です。



余談中の余談だがオンブバッタは顔がかわいい。


幼虫 8月25日


♂成虫 9月26日


チラ見バッタ
コメント (4)
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