遂に心配したことが起こった。
つい先日遠く離れて住む娘に電話したら、隣のクラスが荒れてとうとうその教師がばててしまったと言う話を聞いたばかりなのに、本人も余り乗り気でなかった小学校の教頭になったのだ。
それまでは、本人さえしっかりしておれば良かったのだが、今度は他の先生達や学校全体のクラスのことにも首を突っ込まなければならないからだ。
願わくは、今度転勤になる学校に良い先生や良い子がばかりいて、その父兄もとんでもない人がいないことを祈るばかりだ。
私はブログで教育改革など大きなことを書いていた癖に、親馬鹿も良い所だ。
そこで、教師として最も頼りになるべき、そして教育改革で重要な働きを期待されている教育委員会にやって貰いたいことを考えてみた。
なお断っておくが、私のブログで教育に関するすべの記述は、私なりの考えで、娘には何も話していないし、彼女も私のブログの存在も知らない筈だ。
従って、多少の間違や、勘違いのあることもあると思うので予めご了承願いたい。
それで先ず、近隣の北九州市の教育委員会の職務分掌のうち小、中学校と、地域の教育に直接関係のあるところをそのまま拾い挙げてみた。
<<教育委員会の現状>>
教職員課
教員採用候補者選考試験、講師等募集、新たな教員の評価システムに関する調査研究、 優秀な教員の表彰、北九州市立学校事務補助員(嘱託員)試験など
学事課
市立小・中学校の入学・転校、指定校の変更、市立幼稚園園児募集、就学援助、
奨学金学校保健課
北九州市の学校給食、学校給食調理業務の民間委託など
生涯学習課
家庭・地域を対象とした事業(家庭教育セミナー、生活体験通学合宿、子どもを育てる 10か条)、子どもの読書活動、放送大学、北九州市社会教育委員会議、生涯学習施設など
この他にはっきり書いてないが、「教師の再教育のセクション」があるようだ。
<<教育委員会に期待すること>>
1.今までのように教師の管理一本槍でなくて、教師の立場にも立って貰いたいところだ。
教職員課の管理だけの職務分掌を見て頂きたい。
つまり判らない父兄が問題を持ち込んで来た時、その父兄の言い分を聞くと共に、間違ったことや不当な事を言ったとき、その父兄の考えたかの違っていることをしっかり指摘して、その教育に当たって貰いたい。
そのための適任者を設けて貰いたい。
そうすれば、教師や学校からの信頼も得られ、ノイローゼになる教師も大幅に減ると思う。
2.北九州市の場合で言うと、生涯学習課でPR活動程度のことはやって居るようだが、父兄教育をもっと徹底して貰いたい。
特に今までの学校教育の権利重視、義務、責任の軽視が諸問題の根幹にあること、家庭教育の重要性などに重点を置いたもっと詳しい教本を作り、その徹底を図って貰いたい。
3.教職員課の分掌を見ても、教師の管理ばかりだが、各学校の教育技術の交流の中心となり、そのレベルの向上を図って貰いたい。
4.教育現場にもっと出て行くこと。
学校にレポートの提出を求めるばかりでなく、自身が学校に出向き、自身で収集にいたって貰いたい。
書類だけを見るのと、現場で見聞きするときの情報の収集量は大幅に違う筈だ。
5.学校教育へ地域の参加を進める。
例えば、
都立和田中学校の実践
のような方式で、開かれた学校にする。
6.学校事務の効率化を進めて貰いたい。
そのために企業でもやっている小集団活動を進めて貰いたい。
学校事務の合理化を考えませんか
技術の伝承について(合理化の進め方)
これにより、教師のロードが減るばかりでなく、モラルも上がるのは、企業の実績を見れば判ることだ。
7.もし学校でいじめや教師のノイローゼなどがあった時は、審判でなく当事者として、現場に乗り出して貰いたい。
そして不幸にして、校長が謝る程の事態になった時は、教育員委員長も一緒に謝る程の当事者意識を持って貰いたい。
8.教師、学校、地域を孤立させないでお互いに協力させ、オープンにして貰いたい。
孤立は則、校長や教頭と離れた教師集団、地域や教育委員会などのと無縁の学校などが密閉社会になることだ。
生徒達の密閉社会の打破のためには、先ず教師集団、学校がその密閉体質を無くすことが先決だ。
このような提案は理想論でなく、そんなに難しいことでもないような気がするが、地方分権のバリアーで再生会議の提案さえ、地方に及ばない現実の打破の方が難しいのかもしれない。
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